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男子テニスATPマスターズ・シリーズのBNLイタリア国際男子(賞金総額350万ドル、クレー)は8日、シングルス3回戦が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が準々決勝進出を決めたが、第4シードのN・ダビデンコ(ロシア)が逆転で敗退した。
世界ランク1位のフェデラーは一昨年に決勝に進出したが、その時はR・ナダル(スペイン)に敗れて準優勝に終わった。今大会では、そのナダルが2回戦で既に姿を消しているため、大会初制覇への見通しが明るくなっているが、「ラファ(ナダル)は大変だよ。彼の気持ちを察するよ。この3年間、ずっと勝ち続けてきたからね。でも、ハンブルグ・マスターズ、全仏オープンで復活してくると信じている。」とフェデラーはコメント。
この日の試合では、I・カルロビッチ(クロアチア)に序盤接戦を強いられたものの、第1セットのタイブレークを制したあとはスムーズに試合を進め、結局7-6(7-4), 6-3で勝利した。カルロビッチとの対戦成績を6勝0敗に伸ばしたフェデラーは、「プレッシャーはあった。2本のブレークポイントを握られて、すこしやり辛かった。彼のサーブをとらえられず、緊張してしまった。」とコメント。カルロビッチは計12本のサービスエースを決めたが、これに関しては、「彼は素晴らしい選手。彼の持ち味は正確なサーブで、読みが当たっても返しづらいサーブの軌道だ。」と評価した。
フェデラーの次の対戦相手は、L・オルナ(ペルー)に6-4, 1-6, 6-3で辛勝したR・シュティエパネック(チェコ共和国)となっている。
また、このところ扁桃腺炎に苦しんでいるジョコビッチは、2時間42分に及んだI・アンドレエフ(ロシア)とのマラソンマッチを6-3, 3-6, 6-3で制し、今季3度目のマスターズ・シリーズベスト8進出を決めた。先日のモンテカルロでは、準決勝のフェデラー戦の途中で棄権していたが、この日はアンドレエフの猛攻に耐え、相手の8本のダブルフォールトに乗じて勝利をものにした。
今年の全豪チャンピオンのジョコビッチが次に顔を合わせるのは、第12シードのF・ゴンサレス(チリ)が右足の負傷で棄権したため、不戦勝で勝ち上がったN・アルマグロ(スペイン)となった。
先週のミュンヘンで優勝したが、今大会1回戦のJ・ティプサレビッチ(セルビア)戦で足を痛めたゴンサレスは、「凄く痛むから、余計なリスクは負いたくないんだ。100パーセントの体調でなければ、勝つことは出来ない。だから治療しないとね。」と話した。
4月初旬にマイアミでマスターズ・シリーズ2勝目をあげたダビデンコだが、この日は第14シードのT・ロブレド(スペイン)に6-4, 2-6, 6-7(4-7)で逆転負けした。ロブレドは準々決勝で、S・ボレッリ(イタリア)に7-6 (7-5), 6-3で勝利した第6シードのA・ロディック(アメリカ)と激突する。ロディックは8本のサービスエースを決め、ブレークチャンスを3回成功させた。
また、ロディックと同胞の第8シード、J・ブレーク(アメリカ)も5-7, 7-5, 6-2でF・ベルダスコ(スペイン)を破って8強入りを決めた。ブレークの準々決勝の対戦相手は、2回戦でナダルを破ったJ・C・フェレーロ(スペイン)を6-4, 6-3で倒したS・ワウリンカ(スイス)となっている。
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