HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
エストリル・オープン男子部門(ポルトガル、賞金総額58万5千ドル、クレー)は、土曜日に準決勝を行い、世界1位で第1シードのR・フェデラー(スイス)がノーシードから勝ち上がったD・グレメルマイヤー(ドイツ)を、苦しみながらも2-6, 7-5, 6-1の逆転で下し、今季初の決勝進出を決めた。
フェデラーがこれだけの期間、決勝進出がなかったのは、2000年以来のこと。フェデラーは年初に単核症を患い、調子を落としていた。
試合後フェデラーは「彼(グレメルマイヤー)は素晴らしい試合をしていた。」と、敗者の健闘を称えた。
フェデラーは日曜日の決勝で第2シードのN・ダビデンコ(ロシア)と顔を合わせる。現在世界4位のダビデンコは、準決勝で、ノーシードのF・セラ(フランス)を6-2, 6-2で圧倒した。
26歳のフェデラーは今大会前に出場した4大会のうち、2大会でベスト4入りを果たしていたが、ドバイの大会ではA・マレー(英国)に1回戦負けを喫し、インディアンウェルズの大会では当時世界ランク98位のM・フィッシュ(アメリカ)に敗れるなど、番狂わせを起こされてきた。
一方、フェデラーと同じく26歳のダビデンコは、現在11連勝中と絶好調で、先月のマイアミの大会では世界6位のA・ロディック(アメリカ)、同2位のR・ナダル(スペイン)を撃破して優勝している。
両者の対戦はこれまで11度あり、フェデラーが全勝している。
日曜日は、フェデラーが今季初優勝し、ツアー54勝目を達成するのか、それともダビデンコがフェデラーから初勝利を挙げることができるのか。決勝に注目が集まる。
今大会の優勝賞金は5万9千100ユーロでおよそ9万4千ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.