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男女共同開催のアビエルト・メキシコ・テルセルは２７日、男子部門の２回戦を行い、第１シードのＤ・ナルバンディアン（アルゼンチン）が快勝した一方、第２シードのＣ・モーヤ（スペイン）、第３シードのＪ・モナコ（アルゼンチン）ら上位シード勢が揃って敗退した。

２月中旬のブエノスアイレスで今季初優勝を収め、ランキングを８位に上昇させていたナルバンディアンは、この日はＳ・ベントゥーラ（スペイン）に6-2, 6-3で快勝した。ナルバンディアンは昨年末に、Ｒ・フェデラー（スイス）、Ｒ・ナダル（スペイン）らを破ってマスターズ・シリーズ２勝をあげており、今年はその勢いを持続させたいところ。

クレーコートで行われている今大会には、クレー巧者のトップ選手が多く出場しているが、この日はそのうちの大勢が敗退する波乱が起きている。

まず、元全仏オープン王者のモーヤがＮ・マス（チリ）に4-6, 2-6で敗れた。モーヤは今季、開幕戦のチェンナイでベスト４、コスタドサイペで準優勝と上位進出を果たしているが、まだ優勝は無く、先週のブエノスアイレスでも初戦敗退に終わっていた。

続いて、昨年クレーコート大会で好成績を残し、一気にブレークしたモナコがＬ・オルナ（ペルー）に6-7 (4-7), 3-6で敗れ去った。また、第４シードのＧ・カニャス（アルゼンチン）もＪ・アカスーソ（アルゼンチン）に6-4, 2-6, 2-6で、第５シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）もＡ・カイエリ（アルゼンチン）に6-7 (4-7), 6-2, 1-6で、ともにフルセットの接戦を落とした。

その他の試合では、第６シードのＮ・アルマグロ（スペイン）がＦ・ボランドリ（イタリア）に6-3, 6-3で、第８シードのＰ・スタラーチェ（イタリア）がＰ・ルクザック（オーストラリア）に6-3, 6-3で勝利し、シード勢の面目を保った。また、世界ランク１１６位のＭ・グラノジェルス=プホル（スペイン）は同５５位のＡ・モンタネス（スペイン）を6-2, 7-6 (8-6)で倒している。