（オーストラリア、メルボルン）
全豪オープン３日目は、男女シングルス２回戦が開始する。１日目の１回戦で勝ち進んでいる選手が中心で組まれる本日のスケジュールには、Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）、Ａ・モレスモ（フランス）、Ｒ・フェデラー（スイス）、Ａ・ロディック（アメリカ）、Ｍ・バグダティス（キプロス）、Ｍ・サフィン（ロシア）、杉山 愛など注目選手の試合が目白押しだ。
今オープンで２度の優勝を含む７回のグランドスラム・チャンピオンであるセリーナは、３１歳のベテラン、Ａ・クレマー（ルクセンブルグ）との２回戦を行う。昨年は怪我のためもありほとんどツアー参戦せず、ランキングも大きく下降し、今大会はノーシードで出場のセリーナだが、月曜の１回戦では第２７シードのＭ・サンタンジェロ（イタリア）を6-2, 6-1で封じ込めるなど、かつての勢いを見せた。
第２シードのＡ・モレスモは、初対戦となる１９歳のＯ・ポウチコバと２回戦を行う。日本のエース杉山はＡ・ヤキモバ（ベラルーシ）との２回戦、こちらも初顔合わせとなる。
男子では、フェデラーはＪ・ビョークマン（スウェーデン）とセンターコートで対戦。二人は昨年のウィンブルドン準決勝でも対戦したが、その時はフェデラーが6-2, 6-0, 6-2と、ベテランのビョークマンをものともせずに下している。フェデラーは、今大会では３度目、全グランドスラムでは１０個目となるタイトルを目指している。昨年８月のシンシナティでＡ・マレー（英国）に敗れて以降、現在３０連勝中。
フェデラー戦に続き、ロディック対Ｍ・ジケル（フランス）戦もセンターコートで行われる。両者は初対戦。同コートで本日最後の試合となるのが、バグダティス対Ｇ・モンフィス（フランス）という、若手有望株同士の一騎打ち。両者は昨年８月のシンシナティで対戦し、バグダティスがフルセットで勝っている。在メルボルンのギリシャ系ファンからも絶大なサポートを受けるバグダティスだが、準優勝した昨年のような大活躍を今年も見せてくれるだろうか。
一昨年の覇者サフィンは、Ｄ・セラ（イスラエル）と２回戦を行う。
その他、昨日は猛暑のため日中ヒートポリシーが発動され試合の開始が大幅に遅れたため、消化できなかった１回戦の数試合が行われる。また本日からダブルスの１回戦も始まる。
（2007年1月17日7時56分）
前年女王が涙 3回戦敗退 
