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(アメリカ、カリフォルニア州サンノゼ)
テニス史上最高の選手の1人といわれるJ・マッケンロー(アメリカ)がツアー復帰戦で見事優勝を飾った。47歳のマッケンローは、J・ビョークマン(スウェーデン)と組んで出場したSAPオープンの決勝で、P・ゴールドスタイン(アメリカ)/J・トーマス組を7-6(2), 4-6, 10-7で下し、自身72個目となるダブルスタイトルを獲得した。
実に1994年以来となるツアー大会出場を果たしたマッケンローだが、元世界ナンバーワンのラケットさばきは健在で、初戦から巧みな技で対戦相手を翻弄する。頭に白髪が増え、多少動きが遅くなったとはいえ、7度のグランドスラム優勝を誇る猛者は若手の前に大きく立ちはだかった。「最初はどうなることかと心配だったけれど、初日に良い感触を得てからは(優勝の)チャンスもあると思っていたよ。ダブルでの成功の秘訣は、良いチームワークを発揮できるパートナーを見つけることだね。今回はそれが上手く行ったよ。(ビョークマンとは)互いを奮い立たせてベストなプレーをすることができたよ。」
勝利インタビューでマッケンローは、「今日の対戦ペアは第1シードと第3シードを倒してきていたけれど、僕らも第2シードと第4シードのペアを倒してきた。だから大接戦になることは試合前から予想していたのさ。最終セットはタイブレイクになったけれど、最後は勝つべきチームが勝ったという感じだね。」と、語っていた。
またパートナーのビョークマンは、「(優勝という結果に)驚いていないよ。彼(マッケンロー)は頭を使った賢いプレーをするんだ。僕が感動したのは、彼が若手のパワーテニスを完璧にいなしていたことさ。普通に考えれば優勝するのはとても難しいことなんだけれど、今大会で僕らは素晴らしいテニスをしていた。」と語り、マッケンローのプレーに感嘆していた。
マッケンローは今年、テレビ解説やシニアツアーへの参戦など多忙なスケジュールを組んでおり、次のATPツアーへの参加は現段階では考えていないという。「もしかしたら、アメリカの若手と組んで出るかもしれない。これからのことはシニアツアーに参加しながら考えるとするさ。」とコメントするにとどまっている。
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