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(アラブ首長国連邦、ドバイ)
去年のUSオープン以降は休養と怪我のためほとんどプレーしておらず、今週月曜日のドバイ・テニス選手権1回戦が、以来わずか5試合目となったA・アガシ(アメリカ)は、この日G・ルゼッドスキ(英国)を相手にサービスブレークを許すことなく7-6 (7-4), 6-0 で勝ち、復帰戦を白星で飾った。
アガシは現在35歳で、出場する大会もかなり絞ってくる予定で、今年は既にクレーコート大会を全てスキップして、ここ2年連続で欠場しているウィンブルドンに向けて調整する意向であることを伝えている。
1999年には全仏オープンで優勝し、全メジャー制覇を遂げたアガシだが、ここ数年クレーでは腰痛に悩まされているだけに、今年それら大会に出ない選択は賢明とも言えよう。一昨年・昨年と全仏オープンでは1回戦敗退という成績で、その悪夢の再現を避けたい向きもある。
「クレーでは自分の体にかかる負担が大きすぎて、とくにここ2年間はそのせいでウィンブルドンに向けての調整が狂った。」とアガシの理由ははっきりしている。
「しかもあれだけ多くクレーを得意とする連中がいれば、僕の出番もないってこと。もちろんウィンブルドンの前にいくつかハードコートや芝の大会にはでるけどね。」
芝の大会に関しては、早ければ4月のデビスカップで実現する可能性もある。アメリカ対チリの準々決勝が、カリフォルニアのランチョ・ミラージュの芝コートで開催されることが決まり、キャプテンのP・マッケンロー(アメリカ)はアガシの出場を要請する考えでいるようだ。
ところで、実は今週は彼の地元であるラス・ベガスでも大会が行われているが、ファンの期待を裏切ってアガシはドバイでプレーしている。その背景には大会主催者が払う特別招聘金があるようだ。
ギャンブルで有名なラス・ベガスだけに太っ腹なはずだが、ドバイの大会主催者はトップ10プレーヤーには相場を相当上回る招聘金を保証している。例えば4連覇を狙うR・フェデラー(スイス)には、出場するだけで50万ドルが支払われるとのうわさがあり、これは優勝賞金の3倍に相当する額。
主催者側も「トップ10プレーヤーは多かれ少なかれ招聘金を受け取るし、そこには投資に見合うだけのリターンがある。」と、その実をはばからない。
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