ワウリンカ「大きなステップ」

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は4日目の18日、世界ランク97位のT・サングレン(アメリカ)に敗れて2回戦で姿を消した第9シードのS・ワウリンカ(スイス)は試合後の会見で「これまでの12日間はここに立てると思っていなかったし、1回戦を戦えるとは思っていなった。それができたことは大きなステップだった」とコメントした。

>>全豪OP 男子対戦表<<

昨年の後半に膝の手術を受けたワウリンカは、復帰戦となった今大会の1回戦で世界ランク136位のR・ベランキス(リトアニア)に苦戦しながらも勝利し、2回戦に進出。

この日はサングレンとの対戦となったが、2度のブレークポイントを1度も活かすことができず、2-6, 1-6, 4-6で完敗。全豪オープンでは、2008年以来10年ぶりに3回戦を前に姿を消した。試合時間は1時間28分。

「例え彼が良いプレーをしたとしても、今回のような負け方をしたのは本当に辛いことだった。3度のグランドスラム優勝経験がある自分にとって今日の試合は良くは感じられないものだった。それでも自分ができること全てを受け入れる必要がある。それが今は一番大事なこと。」

試合での膝の状態を振り返ったワウリンカは「膝は何とか保てていた。その状態でコートにいる限り、それ以上のけがを負わない限り、棄権するつもりはなかった。戦い続けた。挽回できないのは分かっていたし、より良いプレーができないのも分かっていた。今ここにいるのは、今できる限りのことをして戦おうと思ったから」とコメント。

続けて「想像していたよりはるかに良い状態にいるのは確か。だから前向きに考えられている。でもテニス選手としては、2回戦であんな負け方はしたくなかったし、コートであんな感情になりたくなかった。今はとても辛い。勝ちたかった。負けるのは嫌いだしそんな風に感じたくはなかった。」

「それでもこの12日間を振り返ると、これからの数ヵ月に対して多くの自信を築き上げられたのは確かなこと。なぜなら、日々改善されているから。今日でさえ2日前と比べたらはるかに良くなっていた。視野を大きくしたら、本当に前向きになれるのはわかっている」と順調な回復ぶりを話した。

最後に今後のスケジュールについて「ここを離れて練習に戻る。特に肉体的なトレーニングをまず行って、テニスの練習も始めるつもり。次の大会は、オープン13・マルセイユ(フランス/マルセイユ、ハード、ATP250)とABNアムロ 世界テニス ・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、ハード、ATP500)になるだろう」と明かした。






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(2018年1月19日10時13分)
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