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サービス編

Vol.12 トッププロのサービス大解剖

最新型サービスの6つのキーポイント

軸をしっかり作って腕を大きく振り抜く

速いサーブを打つためには、良いスウィングが欠かせないが、良いスウィングをするためには、軸がしっかりしていなければならない。サーブの場合、その意味ではインパクトで身体(の回転)を「止める」という感覚が重要だ。それによって腕を大きく振りきれるようになり、ヘッド・スピードを上げることができるからだ。

そして、身体の回転をコントロールするためには、左手をうまく使うことが重要であり(ポイント4)、身体のバランスを崩さずに軸を安定させることも欠かせない要素となる(ポイント5)。

ポイント④ 左手で身体の開きを抑える

サーブのスウィング動作の中で、身体は横向きから前向きに回転していくが、そのとき左下のイラストのようにインパクトで左手を抱えこんで、身体の回転をコントロールすることが大切になる。サーブの場合、身体の回転はインパクト前に終わらせて(ほぼ止まった状態にして)壁を作り、それによって腕を鋭く振り抜くというのが基本であり、あとは惰性で多少回るという感じになる。

だが、右下のイラストのように左手が流れて抑えが利かないと、身体が泳いで(開きすぎて)腕がしっかり振れなくなってしまう。身体の回転を完全に止める必要はないが、左手で身体の開きを抑えるという感覚は必要不可欠なものだ。

ポイント⑤ 大きすぎる動作は百害あって一利なし

サーブの威力を増そうとすると、ついつい身体の動きが大きくなりがちだが、膝の曲げすぎや、身体の反りすぎ、ひねりすぎといった過剰な動作は、バランスを崩す原因になりやすい。また、安定感を失うだけでなく、動きの連動性が悪くなってかえってスピードダウンしてしまうことも多い。そのため、初めは自分の筋力に対して十分に余裕のある動きにとどめた中でスウィングの質を高め、後から質を損なわない範囲で少しずつ量的なものをプラスしていくことが大切だ。

ポイント⑥ 今風のテイクバックは、前からシンプルに

トッププロのサーブにおいて、近年もっとも大きな変化が見られるのは、じつはテイクバックかもしれない。下のモーヤのような、腕を後方に回さずにシンプルに前から引く選手が、急速に増えてきたのだ。ロディックも少し独特だが同じタイプで、サフィン、コリア、エナンらも同様だ。

腕を背中側に引いた状態でラケットを回すと肩関節に負担がかかるが、前から引くと負担は軽減する。また、肘を大きく引ける、低めのトスで打てるといったメリットもあり、テイクバックに悩んでいる人にはこのシンプルな形がお勧めだ。
A.ロディックの斜め前から見たフラットサーブ
ロディックやサンプラスといった強力なサーブを打つ選手は、肩胛骨周辺が柔らかく、肩関節が大きく動くという特徴がある。強さだけでなく、しなやかさも備えた筋肉を持っているのだ(それによって回内、内旋を大きく使える)。また、左手の使い方も完璧で、身体を回しすぎず止めすぎず、絶妙なコントロールを見せている。
C.モーヤの後ろから見たフラットサーブ
モーヤのサーブは、身体の動きを最小限にして、質の高いスウィングを身につけていきたい人にとっては、非常に良い見本と言える。テイクバックもポイント6で説明した最新型だが、このようなタイプの場合、モーヤのように肘先行で引いていくことも、大きなスウィングをするために重要なポイントとなる。
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(テニスジャーナル 2004年8月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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