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Vol.7 上級者への道 サーブ編 上巻

前提の技術 基本スウィングを身につける(3)

「打点を高く」という意識は必要ない

基本スウィングに関しての最後は、打点のとり方について。一般的には、「打点は高いほどいい」と言われることが多く、初心者に対しても、「もっと打点を高く」と言うコーチは多いが、その考え方には危険がある。

なぜなら、正しいスウィングができるようになってくれば打点は自然に高くなるものであり、逆に「打点を高く」と意識してもスウィングは良くならないからだ(イラスト参照)。 

低い打点から練習を始めても、良いスウィングが身につけば、自然にスウィング・スピードが上がって遠心力が大きくなるので、打点を高くしないと打ちにくくなる。だから、それに合わせてトスの高さを調節すれば良い。打点は低くても良いから正しいスウィングをマスターすることに集中したほうが、結果的に打点を高くすることにつながるのだ。

単純に打点を高くするには、×の例(左)のように肩を上に曲げて手首を伸ばした形にするのが簡単だが、このようなイメージは、正しいスウィングを身につける妨げになってしまう。回内や内旋を意識して練習する場合は、初めは打点が低くても良いので、○の例(右)のように肩の線はまっすぐで、手首に角度がつくイメージを持ったほうが良い。打点を高くすることを初めから意識する必要はないのだ。

プロの中でもトップクラスのサーブ速度を誇るロディックのような選手でも、インパクト時に腕や身体は伸びきってはいない。もちろん、打点の高さを優先するなら、もっと高くすることはできるが、彼らはそれでは強いサーブは打てないということを無意識のうちに身体でわかっているのだ。

フアン=カルロス・フェレーロの上方から見たフラットサーブ(倍速デジタル撮影)
斜め上方から見たフラットサーブのスウィング。この角度から見ると、ラケットの動きに横回転の要素がかなりあることがよくわかる。また、正面から見た場合はインパクトの瞬間でも腕や身体が伸びきらないと説明したが、横から見たときは、このようにラケットヘッドから足まで一直線に伸びていることが基本だ。
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「前提の技術 身体の回転を使う」 >>

(テニスジャーナル 2003年7月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

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