男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は13日、シングルス決勝が行われ、第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第1シードの
J・シナー(イタリア)に6-7 (4-7), 3-6のストレートで敗れ、優勝とはならなかった。また、
J・コナーズ(アメリカ)、
R・フェデラー(スイス)に続く史上3人目の偉業となる100度目のツアータイトル獲得に王手をかけていたが、達成することはできなかった。
>>シナー、ジョコビッチら 上海マスターズ組合せ<<37歳のジョコビッチは準決勝で第7シードの
T・フリッツ(アメリカ)をストレートで下し決勝に進出。決勝では過去4勝3敗とリードしているも、直近2試合は敗れている世界ランク1位のシナーとの激突となった。
決勝戦、互いに決め手を欠きタイブレークに入った第1セットだが、ジョコビッチはシナーに先行され追いかける展開となる。第2セットでは第4ゲームでこの試合を通じて初めてブレークを許すと、最後までブレークチャンスを握ることができず、1時間37分で屈した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。
「彼(シナー)はあらゆるショットを得意としていて、サーブがすごく良くなったね。あれは大きな武器になったと思う。ベースラインからとてもアグレッシブで、ボールを持つとすぐに主導権を握るんだ。フォアハンドもバックハンドもとても堅実で、あまりミスをせず、相手から時間を奪おうとする。これは、僕自身を思い出させるもので、僕が長年一貫してやってきたことだ。テンポの速いテニスをすること、相手から時間を奪うこと、ある意味、相手を息苦しくさせること。自分のショットやスピード、コート上での存在感によって相手に常にプレッシャーを感じさせたいんだ。彼にはそれがある。今年の彼はとても安定している。本当に、本当に素晴らしいよ」
また、コナーズとフェデラーに次ぐツアー100勝目を達成できなかったことに関しては「その記録はボーナスだ」と話し、以下のように続けた。
「僕の主なモチベーションは、このスポーツへの愛と情熱、そして戦い続けたいという気持ちから来るものなんだ。このような試合や挑戦は、僕が今でも目指しているもの。世界で最も大きな大会の決勝という大きな舞台で、世界最高の選手たちと対戦するためにね。それが目標であり、今でも自分をプッシュし続ける理由だ。それについて言えることはそれだけだ。将来何が起こるかはわからない。その時々の気分で、流れに身を任せてみるだけさ。来シーズンも出場してプレーするつもりだし、どこまで行けるか見てみよう」
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