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ナダル「徐々に負荷を」マドリッドへ

ラファエル・ナダル
バルセロナOPでのナダル
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATPは20日に公式サイトを更新し元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)のコメントを掲載。24日に開幕するムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)に向けての意気込みを明かしている。

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37歳で現在世界ランク644位のナダルは今年1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で約1年ぶりにツアーに復帰し8強入りしたものの、同大会で左脚を負傷。

その後、公式戦の欠場が続いていたがプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を利用し過去12度の優勝を誇るバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)に出場。約3ヵ月ぶりのツアー復帰戦となる1回戦では世界ランク62位のF・コボッリ(イタリア)を下し初戦突破を果たしたものの2回戦で第4シードのA・デ ミノー(オーストラリア)にストレートで敗れた。

敗れた2回戦後の会見で「少なくとも、僕はこのコートに別れを告げることができた。1週間前はこの大会に出られないと思っていたからね。だから、少なくともプレーできたし、試合を楽しめた」とコメントしていたナダル。

次週開幕のムチュア・マドリッド・オープンに向けては次のように述べた。

「マドリッドでは自分の気持ちに従って行動しなければならない。あそこで1週間、質の高い選手たちと練習をこなし、毎日1セットをこなし、体がそのレベルの競争に慣れ、準備ができたと思えれば進歩できるだろう」

「僕の体が段階的な負荷に対処できれば、毎週、より多くのことを自分に要求できるようになるだろうね。そう願っている。マドリッドであと一歩を踏み出すためには徐々に負荷をかけていくのが論理的だろうね。僕はほとんどプレーしていない。でも、マドリッドでより戦えるようになればローマではさらにもっと戦える。パリ(全仏オープン)では運に任せるしかないね」

なお、ナダルがムチュア・マドリッド・オープンに出場すれば2022年以来2年ぶり20度目。初優勝は2005年であり、その後は2010年・2013年・2014年・2017年と5度の大会制覇を成し遂げている。

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