男子プロテニス協会のATPは７日に公式サイトで世界ランク６位のＳ・チチパス（ギリシャ）のコメントを掲載。１２日に開幕する最終戦Nitto ATPファイナルズ（イタリア/トリノ、室内ハード）に向けて「四大大会のタイトルよりも大きなもの」と語った。

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２５歳のチチパスが同大会に出場するのは５年連続５度目。初出場を飾った２０１９年にはＤ・メドベージェフ、Ａ・ズベレフ（ドイツ）、Ｒ・フェデラー（スイス）、Ｄ・ティーム（オーストリア）を破り優勝を果たしている。

今シーズンは１月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）と４月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル（スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500）で準優勝、BNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）で４強、全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）で８強入り。

７月末のミフェル・テニス・オープン（メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250）では現時点で今季唯一となるタイトルも獲得した。

後半にかけては１０月のヨーロピアン・オープン（ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250）とエルステ・バンク・オープン（オーストラリア/ウィーン、室内ハード、ATP500）、そしてロレックス・パリ・マスターズ（フランス/パリ、室内ハード、ATP1000）で４強入りしている。

チチパスはシーズン最後の大会となるNiito ATPファイナルズについて「ATPファイナルズは記念すべき大会なんだ。このスポーツにおけるベスト・オブ・ベストであり、祭典なんだ。僕たち全員が一堂に会し互いに対戦することで、このスポーツのメガ・トロフィーをかけて戦う。世界最高の選手であるという事実に集中することができるんだ。とても意味のあることだよ」とコメント。

「正直なところ、四大大会のタイトルよりも大きなものだと思う。このタイトルは大きな威信があるし、もし、自分がこのタイトルを獲得することができれば、とても貴重な財産になるんだ」

「（５年連続出場は）自分自身を安定させ、トーナメントでコンスタントに上位に進出できるようになることが重要なんだ。すべての大会で勝てるわけではないかもしれないけど、僕にとっては準決勝、決勝、あるいは優勝をコンスタントに繰り返せるようになることが重要だと思う」

シーズンの獲得ポイント上位８人が出場できるNitto ATPファイナルズの出場予定選手は以下の通り。

Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）
Ｃ・アルカラス（スペイン）
Ｄ・メドベージェフ
Ｊ・シナー（イタリア）
Ａ・ルブレフ
Ｓ・チチパス
Ａ・ズベレフ
Ｈ・ルーネ（デンマーク）

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