テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、男子シングルス3回戦が行われ、世界ランク47位の
B・シェルトン(アメリカ)が同77位の
A・カラツェフを6-4, 3-6, 6-2, 6-0で破り、大会初のベスト16進出を果たした。試合後の会見でシェルトンは大学とプロの違いについて問われ言及している。
>>【動画】20歳シェルトンの粘り、最後はパッシングショット<<>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ<<2年連続2度目の全米オープン出場となった20歳のシェルトン。昨年大会では初戦で敗れていたものの今大会、1回戦で世界ランク66位の
P・カチーン(アルゼンチン)を下し初戦突破。2回戦では同81位の
D・ティーム(オーストリア)が第2セット途中で棄権したため3回戦に駒を進めた。
この日、シェルトンは26本のサービスエースを決めファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。33本のアンフォーストエラー、16本のダブルフォルトを犯したカラツェフから6度のブレークを奪い、2時間18分で勝利した。
試合後の会見でシェルトンは「次のラウンドに進むことができて本当にうれしいよ」とコメント。
20歳のシェルトンは昨年5月のNCAA全米学生テニス選手権の男子シングルス王者となり、同年8月にプロ転向を宣言。昨年までは国内大会のみに出場していたが今年から初の海外遠征を始めた。そして、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では四大大会初出場でベスト8まで勝ち抜いた。
大学テニスとプロテニスの違いについて質問を受けたシェルトンは次のように語った。
「深い質問だね。大学テニスとプロテニスでは大きな違いがあると思う。大学では、自分よりも大きなもののためにプレーし、チームメイトを思いやること、周りの人たちを励ます方法を知ること、自分のことだけが全てではないということを学んだ」
「でも、ツアーでは自己中心的になりやすい。全ては選手を中心に回っている。自分の周りにはチームがあるけど自己中心的になりがちだ。ドアを開けてくれる人、会場を案内してくれる警備員、食事を出してくれる人たちに感謝の気持ちを伝えることは大切。大学では、自分自身の成功や個人的な利益だけに集中するのではなく、より良い人間であること、そして周りの人々に対して良い人であることについて、多くのことを学んだと思う」
勝利したシェルトンは4回戦で第14シードの
T・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは3回戦で第21シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-1, 6-0, 3-6, 6-3で下しての勝ち上がり。
同日には第9シードの
T・フリッツ(アメリカ)や第10シードの
F・ティアフォー(アメリカ)らが16強に駒を進めた。
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