テニスの全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）は３１日に男子シングルス２回戦が行われ、第１２シードの
Ａ・ズベレフ（ドイツ）が世界ランク５３位の
Ｄ・アルトマイアー（ドイツ）を7-6 (7-1), 3-6, 6-4, 6-3で下し、２年ぶり５度目の３回戦進出を果たした。会見でズベレフは「プレーがうまくいかないときに勝つのは難しい」と語った。
＞＞アルカラス、ジョコビッチら全米OP組み合わせ＜＜２６歳で世界ランク１２位のズベレフは昨年６月の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）準決勝の
Ｒ・ナダル（スペイン）戦で足を負傷し手術。長期離脱を余儀なくされたため、昨年の全米オープンに出場することができず、今回は２０２１年以来２年ぶりの出場となっている。１回戦では世界ランク５０位の
Ａ・ブキッチ（オーストラリア）をストレートで下し２回戦に進んだ。
強い風が吹く中で行われた２回戦、両者サービスキープに苦労し、第１セットでは３度ずつブレークを奪い合う展開となり、タイブレークの末にズベレフが先行する。
第2セットではズベレフが２度のブレークをアルトマイアーに許し１セットオールに追いつかれるも、第３・第４セットではブレークを許さず、リターンゲームでは３度のブレークを果たし３時間４３分の熱戦を制した。
会見でズベレフは試合を振り返った。
「とても難しいコンディションで、プレーするのは簡単ではなかったと思う。特に最初の２セットは風が強かった」
「良いプレーをしているときに勝つのは簡単だと思う。プレーがうまくいかないときに勝つのはより難しい。偉大なチャンピオンたちは常にこれをしてきた。そういう意味でも、今日はうれしいよ」
勝利したズベレフは３回戦で第１９シードの
Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア）と対戦する。ディミトロフは２回戦で世界ランク３７位の
Ａ・マレー（イギリス）をストレートで下しての勝ち上がり。
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