男子プロテニス協会のATPは22日に公式サイトで世界ランク147位のA・カズー(フランス)のコメントを掲載。自身がテニスを始めたきっかけとして22度のグランドスラム優勝経験を持つ
R・ナダル(スペイン)の存在をあげた。
>>【動画】錦織 復活優勝の瞬間<<現在20歳のカズーは、当時19歳だったナダルが全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を戦う様子を自宅で観戦しており「僕の最初のテニスの記憶は、3歳のときにテレビでローラン・ギャロスを見たことだ。僕の家族は誰もテニスをしなかったけど、父と一緒にローラン・ギャロスを観戦し、ナダルの試合を見た。なぜか分からないけど衝撃を受けた。それからテニスとラファエル・ナダルが大好きになった」とコメント。
また、2018年にナダルと初めて会ったカズーは当時を振り返り「2018年にローラン・ギャロスのジムで(ラファに)会って、一緒に写真を撮った。初めてのジュニアのグランドスラムで彼を見たよ。“彼と写真を撮らなきゃ!”って思った。大きな思い出になったよ。“ラファ、君が僕をテニスに導いてくれたんだ!”とね」と明かした。
今年1月のバンコク・オープン2(タイ/ノンタブリー、ハード、ATPチャレンジャー)で自身2度目のチャレンジャータイトルを獲得したカズー。初の芝大会となった前週のロスシー・オープン(イギリス/ノッティンガム、芝、ATPチャレンジャー)で2度目の準優勝を果たしている。
「芝コートでプレーするのは初めての1週間だったし、試合はとてもいい気分だったよ。予選からのスタートだったから、決勝までの道のりは長かった。とてもいいレベルでプレーできたし、素晴らしい1週間だった。
A・マレー(イギリス)との決勝戦は最高だったよ」
カズーは芝2大会目であり現在行われているイルクリー・トロフィー(イギリス/イルクリー、芝、ATPチャレンジャー)でも準決勝に進出。準々決勝ではラッキールーザーで本戦入りした世界ランク172位の
島袋将と対戦したが、島袋が第2セット途中で棄権したため勝ち上がった。

■関連ニュース
・ナダル全仏欠場&引退意向【発表全文】・ナダル手術医「時間が必要」・フェデラー、ナダル欠場に言及■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング