テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、予選から出場した世界ランク675位の
L・プイユ(フランス)がラッキールーザーで出場した同134位の
J・ロディオノフ(オーストリア)を6-2, 6-4, 6-3のストレートで破り、初戦突破。2019年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来となる四大大会での白星をあげるとともに、過去10年間の全仏オープンにおける最低ランクでの1回戦勝利者となった。
>>ジョコビッチ、西岡ら全仏OP組み合わせ<<>>シフィオンテク、日比野ら全仏OP組み合わせ<<29歳のプイユは2016年にウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で自身初のグランドスラムベスト8入りを果たすと、同年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でも
R・ナダル(スペイン)を破りベスト8に進出するなどブレイク。
2018年にはキャリアハイとなる世界ランク10位を記録し、2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト4に駒を進めた。しかしその後、右肘の手術を受けると2021年にはトップ100から陥落。鬱病に苦しんでいたことも公表していた。
今大会、予選3試合を勝ち抜き3年連続の本戦入りを決めたプイユ。本戦1回戦では予選決勝で勝利したロディオノフと再び相まみえることとなった。母国フランスの声援を受けながら躍動し、ファーストサービスが入ったときには80パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどブレークを1度も許さなかった。
リターンゲームではロディオノフに5本のサービスエースを決められながら10度のブレークチャンスを創出し、そのうち4度のブレークに成功。1時間56分で快勝し初戦を突破した。
試合後にプイユは「特別だったね。同じ大会で3日の間に同じ相手と試合をするのは僕にとって初めてのことだったんだ。正直、ドローを見たときはストレスを感じたけど、いいドローだということも分かった。ローラン・ギャロスの1回戦では、予選を勝ち抜いた選手がアルカラスやメドベージェフとやることになるからね」とコメント。
「予選を勝ってきたから。恐れるものはなにもないよ。このアドバンテージをいかして、100パーセントの力を出し切ればきっと先が見えてくるはずさ」
プイユは2回戦で第14シードの
C・ノリー(イギリス)とワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク149位の
B・ペール(フランス)のどちらかと対戦する。
同日には第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第7シードの
A・ルブレフ、第11シードの
K・ハチャノフ、第13シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第17シードの
L・ムセッティ(イタリア)らが2回戦へ駒を進めた。
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