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ダニエル太郎 接戦の末に敗退

ダニエル太郎
ダニエル太郎(画像はBNPパリバOP)
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は9日、シングルス予選決勝が行われ、予選第14シードのダニエル太郎は同第7シードのI・イヴァシカに4-6, 7-6 (10-8), 2-6のフルセットで敗れ、2019年以来4年ぶり3度目の本戦入りとはならなかった。

>>ジョコビッチらモンテカルロ組合わせ<<

初の顔合わせとなった両者。2試合に勝利すれば同日に開幕する本戦への出場権が手に入るこの予選で、ダニエルは1回戦で世界ランク109位のO・ヴィルタネン(フィンランド)を、イヴァシカは同104位のH・ガストン(フランス)をそれぞれストレートで破り、本戦入りに王手をかけた。
この試合は序盤から両者ベースラインの後方からストロークを打ち分け展開。ダニエルは第2ゲームで先にブレークを許したものの、直後の第3ゲームですぐにブレークバックに成功しイーブンに。第6ゲームでもブレークされたダニエルだったが、ゲームカウント3-5で迎えた第9ゲームでブレークを奪い、土壇場で踏みとどまる。しかし、続く第10ゲームでサービスゲームのキープができず第1セットを落とした。

第2セット、ダニエルはまたも立ち上がり第2ゲームでブレークを奪われたが、直後の第3ゲームでブレークバック。このセットはその後互いにサービスキープが続き終盤へ突入する。しかし、タイブレークへもつれ込むかと思われた第10ゲーム、ダニエルから見て4-5のサービスゲームで15-40と2度のマッチポイントを握られる。1ポイント目をストローク戦を制しセーブすると、2ポイント目もサービスからの3ショット目でポイントをものにしデュースへ。そこからさらに2ポイントを連取し、2度のマッチポイントをしのぎキープした。

タイブレークでも劣勢が続いたダニエルだったが4度のマッチポイントをしのぐ粘りのプレーを見せ逆転に成功。自身2度目となるセットポイントではロングラリーを制しセットカウント1-1に追いついた。ダニエルはこのセットだけで7度のマッチポイントをセーブしている。

ファイナルセット、ダニエルは第3・第5ゲームとブレークを許し5ゲームを連取されるなど万事休す。このセットでは1度もブレークチャンスを握ることができず2時間51分で力尽きた。

30歳のダニエルは先月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)、そしてマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)と「ATPマスターズ1000」で2大会連続の3回戦進出を果たし、今大会に臨んでいたが、惜しくも予選決勝で敗れる結果となった。




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(2023年4月9日21時03分)

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