男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は13日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク55位の
A・マレー(イギリス)は同56位の
J・ドレイパー(イギリス)に6-7 (6-8), 2-6のストレートで敗れ、2015年以来8年ぶり8度目のベスト16進出とはならなかった。
>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<イギリス勢同士、初の顔合わせとなった両者。マレーは今大会15度目の出場で最高成績は2009年の決勝進出。今大会は1回戦で世界ランク61位のT・マルティン・エチェベリーを6-7 (5-7), 6-1, 6-4、2回戦でラッキールーザーで出場した同109位の
R・アルボット(モルドバ)を6-4, 6-3のストレートで破り、2021年以来2年ぶり10度目の3回戦進出を果たした。
一方、ドレイパーは大会初出場で、1回戦では世界ランク135位のL・リーディ(スイス)を6-1, 6-1、2回戦で第24シードの
D・エヴァンス(イギリス)を6-4, 6-2のストレートで下し、3回戦進出を決めた。
この試合、マレーはストロークで序盤からミスを重ねると第3ゲームで先にブレークを許す苦しい立ち上がりに。その後も左利きのドレイパーからマレーのバックハンドにフォアハンドを放たれるなどストローク戦で優位に立つことができず。
ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲーム、土壇場でブレークバックに成功したマレーだったが、第11ゲームでは2本のダブルフォルトを犯すなどサービスで安定感を欠き3度のブレークポイントを握られる。しかし、25本にも及ぶラリーを制すなど粘りのプレーでキープしたマレーは、第12ゲームでセットポイントを握るもこれを決め切れずタイブレークへ。タイブレークでは一進一退の攻防が続くが、3度のミニブレークを許したマレーが1時間24分で第1セットを落とした。
第1セット終了後に右太ももにテーピングを巻いたドレイパーに対し、マレーは第2セット序盤からドロップショットやネットプレーに出る機会を増やしていく。しかしドレイパーもそれに応えるようにネットに出るプレーを増加させ、素早いタイミングでポイントを取得するため攻勢に転じる。
互いにブレークを奪うことができないまま訪れた第6ゲーム、マレーは3ポイントを連取されピンチを招くとそのままブレークを許し先行されると、第8ゲームでもブレークされ、2時間3分で力尽きた。
勝利したドレイパーは4回戦で第1シードの
C・アルカラス(スペイン)と世界ランク36位の
T・フリークスポール(オランダ)のどちらかと対戦する。
同日には第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第8シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第11シードの
J・シナー(イタリア)、第17シードの
T・ポール(アメリカ)、世界ランク100位の
S・ワウリンカ(スイス)らが16強入りを決めた。
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