男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)は20日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク70位の
A・マレー(イギリス)が同71位の
L・ソネゴ(イタリア)を4-6, 6-1, 7-6 (7-4)の逆転で破り、2年連続7度目の初戦突破を果たした。
>>マレー、メドベージェフらカタールOP組合せ<<>>アルカラスらリオOP組合せ<<元世界ランク1位のマレーは先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場し、1・2回戦と激闘を制し3回戦進出を決めたものの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)に敗れ、16強入りとはならなかった。
カタール・エクソンモービル・オープンには過去に6度出場しており、2007年・2017年に準優勝、2008年・2009年に優勝を飾っている。
この日、試合開始直後の第1ゲームでいきなりブレークを許したマレー。その後は1度もブレークチャンスを掴めず、第1セットを先取される。それでも続く第2セットではファーストサービスが入ったときに87パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1ゲームから5ゲーム連取に成功し、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、互いにサービスキープが続くとゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームで15-40とされたマレーだったが、3度のマッチポイントを凌ぐ。その後の2ゲームは両者キープしタイブレークに突入。3-0とリードされるも、そこから一気にレベルを上げたマレーが6ポイントを連取し、2時間30分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにマレーのコメントを掲載し「本当にタフだった。これまで彼(ソネゴ)とは一緒にプレーしたことも練習したこともなかった。だから、試合がどうなるのかよくわからず彼のゲームに慣れるのに時間がかかった」と語った。
「彼はとてもアグレッシブなプレーヤーで、たくさんのチャンスを掴むけどリスクも高いと思う。タイブレークの中盤では彼が2つほどミスをしたことが幸いし、僕は逆転することができたよ」
勝利したマレーは2回戦で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。今大会の上位4シードは1回戦免除のためズべレフは2回戦が初戦となる。
同日には第7シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、世界ランク74位の
J・クブラー(オーストラリア)、同94位の
C・オコネル(オーストラリア)、予選勝者で同147位の
L・ブロディ(イギリス)が2回戦に駒を進めている。
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