テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第22シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)を6-2, 6-1, 6-2のストレートで破り、2年ぶり13度目のベスト8進出を果たした。ジョコビッチは試合後、前哨戦で痛めた左脚について「今夜は痛みを感じなかった」と語った。
>>ハチャノフvsコルダ 1ポイント速報<<>>チチパスvsレヘチカ 1ポイント速報<<>>ジョコビッチら全豪OP男子 組合せ・結果<<全豪オープンで10度目の優勝を狙っているジョコビッチだが、前哨戦のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)の準決勝
D・メドベージェフ戦で左脚のハムストリングスを痛め、今大会はテーピングを施して臨んでいる。
1回戦で世界ランク75位の
R・カルバレス バエナ(スペイン)、2回戦で予選勝者で同191位のE・クアコー(フランス)、3回戦で第27シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を破って4回戦に進出。ディミトロフ戦では前後左右に走らされて左脚に痛みを感じる場面や、無理して追わない場面もあった。
この日もテーピング姿で登場したジョコビッチだったが、26本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに75パーセントの確率でポイントを獲得。デ ミノーに1度もブレークチャンスを与えず、リターンゲームでは6度のブレークを奪って2時間6分で勝利した。
試合後の会見でジョコビッチは左脚の状態について言及した。「(回復のために)実際にいろいろなことをやっているよ。さまざまな治療やマシンを使うことで正直疲れてしまっていたけど、同時にそれは必要なことだった。 自分がプレーできる状態にするために必要なことなんだ。だから身体が良い反応をしてくれて、本当にうれしいよ」
「(ただ)それは身体の反応に過ぎない。気分がいい日もあれば、そうでない日もあるだろう。だからコート上でも言ったように(痛みがないことを)あまり早く喜びたくはない。明日そして次の試合に向けて、身体がどう反応するかは分からないからね」
勝利したジョコビッチは準々決勝で第5シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは第9シードのH・ルーネを6-3, 3-6, 6-3, 4-6, 7-6 (11-9)のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク35位の
T・ポール(アメリカ)と同89位の
B・シェルトン(アメリカ)が8強に駒を進めている。
【男子シングルス準々決勝 組合せ】
※ドロー順に記載
(9)
K・ハチャノフvs.(29)
S・コルダ(アメリカ)(3)
S・チチパス(ギリシャ)vs.
J・レヘチカ(チェコ)(5)ルブレフvs.(4)ジョコビッチ
シェルトンvs.ポール
男子シングルス準々決勝は、24日と25日に行われる。
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