女子テニスで世界ランク25位のE・リバキナは26日、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の記者会見に登場し、今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でグランドスラム初優勝を飾ったものの「残念ね。自分がチャンピオンではないと感じている」と語った。
>>メドベージェフ、ナダルら全米OP男子 組合せ<<>>大坂、シフィオンテクら全米OP女子 組合せ<<ウィンブルドンでリバキナは、準決勝で第16シードの
S・ハレプ(ルーマニア)、決勝で第3シードの
O・ジャバー(チュニジア)を破り、カザフスタン人選手として初のグランドスラムタイトルを手にし、優勝後の記者会見では涙ながらに優勝の喜びと両親への感謝の言葉を述べていた。
26日の記者会見に登場したリバキナは、全米オープンについて「この素晴らしいトーナメントを楽しみにしているし、ウィンブルドンと同じようにうまくプレーできることを期待しているわ」と語った。
ウィンブルドンから1ヶ月半が経ち、その間に起きた変化について問われると、「いろいろなことが起きたわ。もちろん、ウィンブルドンの後は何もかもが新鮮だった」とコメント。
「この数週間を振り返ってみると、すでに大会に出場しているし、自分にとっては大きな成果だったと言えるわ。もちろん、チームのことをとても誇りに思っている。でも最高の経験ではなかったと言えるわ。これはツアーの構造の問題だと思う」
「ウィンブルドン優勝は私の夢だった。でも残念ね。実は私は自分がウィンブルドン・チャンピオンではないんだと感じている。それに気がつくのには時間がかかかったけど、トーナメントを転戦していると最終的にこういう気持ちになるの」
チャンピオンではないと感じる理由を問われると、「(今年のウィンブルドンで付与されなかった)ポイントよ。フェアじゃないと思うわ。もちろん、今から変えることはできない。以前から決まっていたことで、誰もこのことについて触れていない」
「今時点で最終戦ランキングで(本来)2位になることを知りながら、最終戦に出られないのはフェアではないと思う(現在リバキナは20位)。自分のことだけではなく一般的な話として、すべての決断の代償として多くのプレーヤーが犠牲になっていると思うわ」
「例えば、ある大会で私と偉大なチャンピオンである
G・ムグルサ(スペイン)と対戦する際に、4番コートで試合が組まれるの。これは私にとって疑問のようなものよ。これはフェアじゃないと思う。あくまで私個人の意見だけど」
全米オープンに第25シードとして出場するリバキナはドロー抽選の結果、1回戦で予選勝者と組まれた。初戦を勝ち上がると、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場する女王
V・ウィリアムズ(アメリカ)と世界ランク42位の
A・ヴァン=ウィットバンク(ベルギー)の勝者と対戦する。
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