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全豪V国枝「ゾーン入った」

国枝慎吾
国枝慎吾
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、男子車いすテニスのシングルス決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾が第2シードのA・ヒューエット(イギリス)を7-5,3-6,6-2のフルセットで破り、11度目の優勝を果たした。国枝は試合後の記者会見で心境を明かしている。

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「完全にゾーンに入ったと思います。それくらい自分自身のちから以上のものが出ました。練習でもしたことないくらいまぐれな要素も、ゾーンじゃないと出ないというところもあるので、ゾーンに入ってたんだと思います」

「スピードの早いサービスで相手を攻略していこうっていうのが作戦だったので、それは最初から最後まで良かったです。ファーストサーブ、セカンドサーブも思い切っていけたんでそれが勝因だと思いますね。サービスゲームが支えになっていました」

「(バックハンドは)東京(パラリンピック)の時から変えてはいないです。東京の時の手ごたえは凄いいいものがあるし、今日のファイナルセットは相手のバックハンドに押されないくらい、こっちが押し返しているくらいのショットを打てたのでそこはよかったなと思います。あまり下がらずにこちらの一番得意なポジションで常にプレーしていたので、それを心掛けましたね」

昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続き四大大会26度目のシングルス制覇を成し遂げた37歳の国枝はモチベーションの維持についても語っている。

「今、本当にむずかしくて、テニスやめようかなと思った時もあったし、今日も試合前にもしかしたら最後になるかもなっていうふうに思いながらやっていたところもあるし、達成感を感じている中でプレーしなきゃいけないっていうところの難しさに直面しているところです」

「(今日の試合で)なんで勝てたかっていうと難しいですけど、やっぱり試合になると負けたくないっていう気持ちがわいてくるし、そこなんじゃないかなっていうふうには思いますね。より良いプレーを見せるんだっていう、テニス始めたときの原点にいかに向き合えるか。そこしかないかなっていうふうには思います」

「誰(ライバル)がこれから出てきても、それに対してモチベーションを上げられることはないと思うし、自分自身がどういったテニスをしていきたいか、どう成長していきたいか、そこに集中していくしかないかなって思っています」

「テニスをすることは嫌いじゃないし好きなので、テニスする分にはいいんですけど、競技するのはなかなかしんどいなと思うときは増えているかなと思います」

「戦うっていう場面へ身を置くところにしんどさも感じているのは正直なところです。そことどう向き合うかは『より良いテニスをするんだ、見せるんだ』ということしか答えとして出ないかなと思う。目標がない中でやっている感はあるんで、自分自身のテニスをより表現するんだっていうところのモチベーションだけが支えかなって思います」

世界ランク1位の国枝はこの日の第1セット、第2ゲームで先にブレークする幸先の良い立ち上がりとなるも、第5・第9ゲームでブレークを許し一時逆転を許した。それでもフォアハンドのダウンザラインを放つなど徐々に主導権を取り返すと、第10ゲームから3ゲームを連取し49分で先行する。

続く第2セット、第1ゲームで先にブレークされた国枝は序盤4ゲームを連取されるなどでセットカウント1-1に追いつかれる。セット間では両者トイレットブレイクのため仕切り直すと、ファイナルセットの第1ゲームで先にブレーク。第5ゲームでは3本のウィナーを決めこのセット2度目のブレークを奪うと、そのリードを守り切り2時間12分の熱戦を制した。

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