男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、第18シードの
D・エヴァンス(イギリス)が世界ランク53位の
錦織圭を4-6,6-3,6-4の逆転で破り、初戦突破を果たした。
>>西岡 良仁、エヴァンスら BNPパリバOP組み合わせ<<>>プリスコバら BNPパリバOP組み合わせ<<シード勢は1回戦免除のためこの試合が初戦となったエヴァンス。第1セットではリードを許すも唯一手にしたブレークチャンスを決めブレークバックに成功。しかし、最終的にはこのセット8度目のブレークチャンスを決められセットカウント0-1と先行される。
しかし、第2セットでは片手バックハンドのパッシングショットを放つなど徐々に試合を優勢にすると、ファーストサービスが入ったときに100パーセントの確率でポイントを獲得。ブレークチャンスを与えることなくセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、試合の主導権を握り続けたエヴァンスが第7ゲームで訪れた好機を決め切りブレーク。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでは2度のブレークバックのチャンスを与えるもこれをしのぎ、2時間47分の熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはエヴァンスの試合後のコメントが掲載された。
「いい試合だった。第1セットでの逆境のあとにどう対処できたのか、とても満足している。タフな初戦だったね」
初のBNPパリバ・オープン3回戦進出を決めたエヴァンスは、第11シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)と顔を合わせる。シュワルツマンは2回戦で世界ランク145位の
M・クレッシー(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第6シードの
C・ルード(ノルウェー)、第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第9シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、第16シードの
R・オペルカ(アメリカ)、第21シードの
C・ノリー(イギリス)、第23シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)らが3回戦進出を決めた。
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