テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は24日、男子シングルス準決勝が行われ、第14シードの
S・チチパス(ギリシャ)は第2シードの
R・ナダル(スペイン)に2-6, 4-6, 0-6のストレートで敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の記者会見では「次元が違った」とナダルに脱帽した。
>>大坂vsクヴィトバ 1ポイント速報<<>>全豪OP対戦表<<この試合、チチパスは2009年以来10年ぶりの全豪オープン優勝を目指すナダルに6度のブレークを許すなど圧倒される。リターンゲームでも1度もブレークを奪うことができず、1時間46分で力尽きた。
チチパスは「正直に言うと、僕がこの試合から何を得ることができたのか思いつかない」と語った。
「この試合で6ゲームしか取れなかった。とても不思議な気分。今大会のパフォーマンスに満足しているし、深く失望している。今日はもっとうまくできたはず、というのが僕の考え。でも、ほとんどの場面でうまくいかなかった」
ナダルについては「全く異なる次元のテニスだと感じた。彼(ナダル)の打ってきた角度、僕の脳は今週対戦してきた選手たちのリズムに慣れていた。彼がプレーしている時、僕はいつも間違った動きをしているように感じていた」と振り返った。
「頭の中は空っぽのようだった。これは奇妙なこと。いつもはそのようには感じなかった。この感覚を説明する方法は本当にわからない。これまでの経験から、今日何が問題だったのか理解しようとはしている。僕の人生と僕のキャリアにもう1つの次元が加わった」
チチパスは今大会、1回戦で
M・ベレッティーニ(イタリア)、2回戦で
V・トロイキ(セルビア)、3回戦で第19シードの
N・バシラシヴィリ(ジョージア)、4回戦で第3シードの
R・フェデラー(スイス)、準々決勝で第22シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を破りベスト4進出を果たしていた。
一方、勝利したナダルは決勝で、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第28シードの
L・プイユ(フランス)の勝者と対戦する。
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