男子プロテニス協会のATPは17日に公式サイトで、世界ランク6位の
K・アンダーソン(南アフリカ)がチャリティー・イベントで10万ドルを超える基金を集めたと掲載した。
先週末に行われたこのイベントはグランドスラム・コウズ・フォー・ポウと呼ばれ、南フロリダで捨て犬などの救済活動をするデジーズ・セカンド・チャンスと海の環境保護をサポートするもの。
アンダーソンにこの考えが浮かんだのは2017年の1月だった。当時アンダーソンは、けがでオーストラリアの全大会を欠場してフロリダにいた。その時、妻のケルシーはある犬が目に入った。
その後、アンダーソンとケルシーはデジーズ・セカンド・チャンスという団体からその犬を引き取った。
15日に開催されたイベントには、かつての選手や、コメディアンのマイケル・コスタらが質疑応答の時間を設けた。元ATP選手の
S・グロージャン(フランス)やWTA選手の
E・ブシャール(カナダ)、
S・ロジャース(アメリカ)らも出席した。
アンダーソンは
T・サングレン(アメリカ)とペアを組み、
B・ブライアン(アメリカ)/
M・ブライアン(アメリカ)組と対戦した。
マイク・ブライアンは「最高のイベント。数日前にアンダーソンは僕らのイベントにも手を貸してくれた。彼(アンダーソン)のイベントに喜んで手を貸したい。彼はツアーで最も素晴らしい選手の1人。だから、このエキシビションで彼と対戦するのは大きな喜びだった」と語った。
アンダーソンは自身のSNSに、一度限りのプラスチックの使用、プラスチックの再利用やリサイクルの大切さを掲載した。
「彼らが行っていることに脱帽する。いつでも喜んでサポートしたい。彼は我々のためにもたくさんのことをしてくれている。最高の友人だし、このイベントをこれから先何年もやるつもり」とボブ・ブライアン。
サングレンは「ケヴィンとケルシーは素晴らしく、多くの労力を費やし、このチャリティーを運営するために努力を積んできた。彼から『参加してくれないか』と問われた時、何も考えずにOKした。2つの大きな目的のために我々は活動している。犬たちに第2の人生を送るチャンスを与えること、海への環境汚染改革に伴うプラスチックのリサイクル。いずれの目的も素晴らしいもので、携われていることにワクワクしている」とコメントした。
イベントは終了しているが、インターネットでのオークションは続いており、
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
N・ジョコビッチ(セルビア)らのサイン入りグッズなどにファンは入札することができる。そこでの収益は全てこのチャリティーへ寄付される。
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