テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会10日目の9日に行われる男子シングルス準々決勝に、7年ぶり6度目のタイトル獲得を狙う第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)らが登場する。
>>全米オープン対戦表<<世界ランク2位のフェデラーは、準々決勝で第12シードの
R・ガスケ(フランス)と対戦。両者は今回が17度目の顔合わせとなる。
過去同大会で2004年から2008年まで5連覇を達成しているフェデラーは、今大会1回戦で
L・マイェール(アルゼンチン)、2回戦で
S・ダルシス(ベルギー)、3回戦で第29シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)、4回戦で第13シードの
J・イズナー(アメリカ)をそれぞれストレートで下し、ここまで順当に勝ち上がってきた。
グランドスラムで最後に優勝したのは2012年のウィンブルドンとなっており、今大会では約3年ぶりの四大大会優勝を狙っている。
元世界ランク7位のガスケは、2013年の全米オープンでベスト4に進出しており、その時は4回戦で
M・ラオニチ(カナダ)、準々決勝で
D・フェレール(スペイン)を下しての勝ち上がりだった。
一方、同日の準々決勝では世界ランク5位のワウリンカと第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)が対戦。両者は過去7度対戦しており、対戦成績はワウリンカから3勝4敗となっている。
現在30歳のワウリンカは、今年の全仏オープン決勝でジョコビッチを撃破してグランドスラム2度目のタイトルを獲得。昨年の全米オープンでは準々決勝で
錦織圭(日本)にフルセットの末に敗れてベスト8に終わった。
対戦するアンダーソンは身長203センチから放つ強烈なサービスが武器。4回戦で第3シードでBIG4の一角である
A・マレー(英国)を下してグランドスラム初の8強入りを果たした。今大会直前のウィンストン・セーラム・オープンでは約3年半ぶりにツアー優勝を飾っている。
また、女子シングルスでは第2シードの
S・ハレプ(ルーマニア)と第20シードの
V・アザレンカ(ベラルーシ)、第5シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)と第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)の準々決勝が行われる。


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