女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は最終日である9月21日、シングルス決勝戦終了後に行うエキシビションマッチに元女王
M・ヒンギス(スイス)と元世界ランク3位で同大会初代チャンピオンのM・マレーバ=フラニエール(ブルガリア)が登場する。
今回この企画が行われるにあたり、エキシビションマッチに登場するヒンギスとマレーバが会見を行った。
日曜日に行われるレジェンドマッチについてヒンギスは「ここにマヌエラさんと居ることを非常に楽しみにしてましたし、とても嬉しく思っています。マヌエラさんは外を歩くと大きなポスターで、初代チャンピオンと今回試合が出来ることは、とてもエキサイティングな日曜になると期待しています。」とコメント。
マレーバは「私もとても嬉しく思っております。ここで最後に試合したのが20年ほど前だと思うんですが、久しぶりに戻ってきた日本は、当時と変わらず非常に暖かい歓迎を皆様から受けて、大会の運営や周りが完璧に準備してあるのに、懐かしく嬉しく思いました。」
「ここでマルチナ(ヒンギス)さんと試合するのは私にとって非常に大変なことです。ご招待頂いた時にも少し考えてしまいました。試合をしてから15年ほど経ちますので、戸惑いもありました。ですが、ご招待を受けてここに来て、本当に良かったと思います。」と話した。
引退してからの活動についてマレーバは「この20年、3人の子供の子育てでかなり忙しく、時が過ぎてしまいました。ですが、5年ほど前にスイスの臨床財団というブルガリアの子供たちを助けるための財団を作りました。そこで翻訳とか、色々お手伝いを行っており、主に医療を中心とした財団で忙しくしてます。」と自身について話した。
同大会初代チャンピオンのマレーバ
今年の全米オープンダブルス準優勝という結果を、どう受け止めているかという質問にヒンギスは「(
F・ペネッタ(イタリア)とは)まだ4トーナメントしか組んでなかったので、予想外の非常に嬉しい決勝でした。」と振り返った。
また、19日に自身のフェイスブックで引退を明かした
N・リー(中国)についてヒンギスは「リーの引退はテニス界にとって悲しいニュースだと思います。大きいトーナメントが中国で開かれるようになったのも、やはり彼女の世界で活躍した効果が大変感じられます。中国にとっても、テニス界にとっても彼女の引退は悲しまれていると思います。」と話した。
元女王のヒンギス
過去30回の歴史を誇る同大会には、毎年その時代を象徴する世界のスーパースターが出場しているが、このエキシビションマッチはその30年の歴史の中で活躍し、伝説を残した選手によるレジェンドマッチとして今回初めて行われる。
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