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テニスのグランドスラムであるウィンブルドンで1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を果たしたA・マレー(英国)が、全米オープン直後のデビスカップで腰の痛みを抱えながら出場した経緯を明かした。
大会連覇を狙って出場した全米オープンで準々決勝敗退を喫したマレーは、翌週に行われたデビスカップ ワールドグループへの入れ替え戦にイギリス代表として出場。そして、マレーは勝利をあげてチームに貢献、ワールドグループ入りを果たす原動力となった。
今季のクレーシーズンでは腰の痛みが悪化。そのため全仏オープンの欠場を余儀なくされたが、数週間後のウィンブルドンへ照準を合わせて調整を続けた。その甲斐あって、悲願の地元優勝を成し遂げたのだった。
しかし、腰の痛みは悪化の一途をたどっていた。
「全米オープン後に手術をしようと決めた。でも、デビスカップに出場しなかったら、明らかに愛国心に欠ける人間だと言われてしまうのは目に見えていた。」とマレーは、出場する決断を下した気持ちを明かした。
「試合を始めると、本当に疲労を感じてしまった。ある日、夜の11時半くらいに腰の治療を受けていてこう思った。“丸一日、この痛みと一緒にいなければならない。もうこりごりだ、終わりにしたい”ってね。」
腰の痛みは今シーズンだけでなく、数年前から苦しめられていた事も明かしていた。その痛みのため、ある種のショットが打てなくなっていたのも事実だった。
「手術は上手くいった。きっと楽にさせてくれるはず。問題を抱えながらプレーする必要がなくなるだろう。今年の初めの頃、5・6年前の自分のプレーをビデオで見た。その時、あるショットを打っていた。それは当時、自分が大好きだったショットで、今は打てなくなってしまったショットだった。」
と、9月23日に受けた手術を振り返るマレーは、来年の全豪オープンには万全の状態で復帰を果たしたいと望んでいる。順調な回復が進み、来年は以前の得意なショットを放つようになってプレーするマレーの姿に期待である。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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