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男子テニスでグランドスラム最多17度の優勝を誇る元世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)が、2014年シーズンをブリスベン国際男子からスタートさせると24日に発表した。フェデラーがブリスベン国際男子に出場するのは初である。
「他の選手達から大会の素晴らしさをたくさん聞いている。とてもフレンドリーな大会だってね。ファンにとっても、選手にとっても。正直、他に期待する事と言えば、大会関係者も運営に多大な努力を注いでいるという事かな。」とフェデラーは、ブリスベン国際男子への印象を語った。
「これまでも何度も大会側と連絡を取ってきたんだ。そして、毎年出場選手達がどんどん強力になってきている。P・ラフター(オーストラリア)の名前のついたアリーナもあって、彼との関係も素晴らしいと感じている。」
「いつかその大会へ出場出来たらって願っていたんだ。だから、こうして出場を決めた事を嬉しく思っている。オーストラリアへは単に全豪オープンへ出場するために行くのではなくなった。こうして、こんな早い時期に出場を表明したからには、ブリスベンでも優勝を目指したい。」
31歳のフェデラーは、これまでのテニス人生で77度のシングルス優勝を誇り、今年の6月2日にはシングルスで900勝利目を飾っている。世界ランク1位には、史上最長となる302週間君臨していた。
そんなフェデラーは、ブリスベンのクイーンズランド州へ子供の頃に訪れていた。
「クイーンズランドには14歳くらいの時に家族と旅行した事があるんだ。スイスに帰ってナショナル・テニス・センターに入る前の最後の旅行だった。レインボービーチに行って、ブリスベンに何泊かして、それからケアンズに向かったんだ。グレート・バリア・リーフにも行ったね。とても良い時間を過ごして、その時以来オーストラリアが大好きになったんだ。」
「その後にオーストラリア人のコーチが何人かいたのはご存じだと思うけどね。だから、毎年オーストラリアを訪れるのを楽しみにしているんだ。」
またフェデラーは、2010年12月から2011年1月にかけてクイーンズランド州を襲った豪雨により起きた大洪水の時に、パトリック・ラフター・アリーナやブリスベンの街を見て大きなショックを受け、他の選手達と共にその年の全豪オープン前夜にチャリティを行い、179万ドルを超える募金を集めた。
「あの時は、テニスを通じての家族として、みんな1つになって頑張らなければと思った。他の人達を助けるには、常にそれなりの理由があるものさ。」
フェデラーは、2014年のブリスベン国際男子へ出場表明した最初の選手となった。その事を受け、大会主催者であるキャメロン・ピアーソンさんもフェデラーの出場へ多大な喜びを語った。
「ロジャー・フェデラーは世界的なスーパースターであり、テニスという歴史でも、最も成功した選手である事は疑う余地もない。」
「彼(フェデラー)がこの大会へ出場してくれる事は、将来を担う選手達にとっても大きな財産になるでしょう。彼とはこれまでも何度も話し合いをしてきました。そして、この大会がオーストラリアでも重要な大会に成長している事を認めてくれました。」
「彼の出場表明は、このブリスベン国際の質や魅力をより高いものにするでしょう。そして、ロジャーが初めてパトリック・ラフター・アリーナへ足を踏み入れる時は、何か特別な思いになる事は確かです。」
2014年のブリスベン国際はサンコープをメインスポンサーに、クイーンズランド州のツーリズム・アンド・イベントの協力のもと、クイーンズランド・テニス・センターで12月29日から1月5日まで開催される。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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