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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝）は２９日、男子シングルス３回戦を行い、第１シードで王者のＮ・ジョコビッチ（セルビア）が第２８シードのＪ・シャーディ（フランス）に6-3, 6-2, 6-2のストレートで圧勝し、ベスト１６入りを決めた。

今大会すでに世界ランク３位のＲ・フェデラー（スイス）、同５位のＲ・ナダル（スペイン）がいないことについてジョコビッチは「驚きだということは言うまでもない。フェデラーとナダルが四大大会の第２週にいないというのは少し奇妙な感じがする。（トップ選手以外にも）いいプレーをしている選手が何人かいる。観客の皆さんにとってもテニスファン全体にとっても新しい選手が出てくるのを見れるのは楽しいことではないかと思う。」と話した。

また、ジョコビッチは「試合を重ねるにつれて対戦相手もどんどん強くなっていく。でもいい状態でボールを打てている。コート上ではバランスがうまく取れているんだ。」と話した。

加えて、「今年は身体的にフィットネス力が高まっていると感じる。精神的にも安定しているから、コート上で粘ることができるようになっている。自分のキャリアのこの時点でこの状態にあることをとてもうれしく思っている。」

「常に大切なことはモチベーションを持ち続けること。それが向上しようとする気持ちを駆り立てるんだ。僕はいつもモチベーションが高く、毎日コート上で練習し、ベストなプレーを心がけている。」と語った。

また４回戦でジョコビッチは、第１３シードのＴ・ハース（ドイツ）と対戦する。このことについて、「彼はコート上で自信いっぱいにプレーしている。全仏オープンで彼がベスト８入りするとは誰もが思っていなかったはずだ。クレーをあまり得意としていないからね。でも彼はそれを成し遂げた。皆が間違っていることを彼は証明したんだ。彼のフィットネス力は高く、動きもとてもいい。フォアもバックも安定していて、サーブもいいし、ペースを変えることもできる。このようなプレーは芝では完璧だね。とてもいい試合になると思う。」と展望を語った。

《ウィンブルドン 男女対戦表》

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この日行われた試合は、以下の通り。

●Ｒ・ガスケ（フランス）(9) vs. ○Ｂ・トミック（オーストラリア）, 6-7, 7-5, 5-7, 6-7
○Ｎ・ジョコビッチ(1) vs. ●Ｊ・シャーディ(28), 6-3, 6-2, 6-2
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(7) vs. ●Ｋ・アンダーソン（南アフリカ）(27), 3-6, 6-3, 6-4, 7-5
○Ｄ・フェレール（スペイン）(4) vs. ●Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）(26), 6-7, 7-6, 2-6, 6-1, 6-2
○Ｍ・ヨージニ（ロシア）(20) vs. ●Ｖ・トロイキ（セルビア）, 6-3, 6-4, 7-5
○Ｔ・ハース(13) vs. ●Ｆ・ロペス（スペイン）, 4-6, 6-2, 7-5, 6-4
●Ｅ・ガルビス（ラトビア） vs. ○Ｆ・ベルダスコ（スペイン）, 2-6, 4-6, 4-6
●Ｊ・モナコ（アルゼンチン）(22) vs. ○Ｋ・ド=シェッパー（フランス）, 4-6, 6-7, 4-6
○Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）(8) vs. ●Ｇ・ゼミヤ（スロベニア）, 7-5, 7-6, 6-0
●Ｂ・ペール（フランス）(25) vs. ○Ｌ・クボット（ポーランド）, 1-6, 3-6, 4-6
●Ｉ・セイスリン（オランダ） vs. ○Ｉ・ドディグ（クロアチア）, 0-6, 1-6, 0-1 (途中棄権)
●錦織圭（日本）(12) vs. ○Ａ・セッピ（イタリア）(23), 6-3, 2-6, 7-6, 1-6, 4-6