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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、史上最多となる8回目の優勝を狙う第3シードのR・ナダル(スペイン)が第9シードのS・ワウリンカ(スイス)を6-2, 6-3, 6-1の快勝で退けて4年連続となる4強入りを果たした。
「特に今日のプレーには本当に満足している。この大会ここまででベストのプレーが出来たのは疑いもしないよ。」とナダル。「試合前に更にレベルを上げる必要があると自分に言い聞かせていたんだ。そしてそれが出来ると言う自信もあったし、結果それが出来たんだ。」
「こうして準決勝進出が果たせた。大会序盤は今一つ調子が上がらなかったけど、ここ3試合は全てストレートで勝つ事が出来ている。それにこの2試合では自分のサーブも1度しかブレークされていない。それはとても前向きに考えられる要因だね。数字も大事だけど、最終的には感覚さ。その感覚でさえ全く違うんだ。5日ほど前までは自分のレベルに全く満足していなかった。でも今日は、こうして4強入り出来た事を素直に喜べるよ。」と徐々に調子が上がっている事を実感していた。
「錦織戦でレベルを上げる事が出来て、今日は更に上げられたんだ。今日のテニスには本当に嬉しく感じている。彼(ワウリンカ)のような選手相手に、こんなスコアで勝てるなんて、最高のプレーをしなければ不可能さ。」と、今季ここまで好調を続けるワウリンカとの試合へ気を引き締めて臨んでいた事を明かした。
ナダルは決勝の舞台へ向けて準決勝で世界ランク1位で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。この日ジョコビッチは第12シードのT・ハース(ドイツ)を6-3, 7-6 (7-5), 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
ジョコビッチ戦に向けてナダルは「もちろん準決勝では緊張するだろうね。もしそうじゃなかったら、家へ帰った方が良いよ。世界ランク1位の選手との準決勝なんだ。緊張しないはずがない。もしそうじゃなかったら、その試合への情熱がない証拠さ。だから絶対緊張するだろうけど、同時に緊張よりやる気の方が勝ると思うけどね。」と、高いモチベーションが沸いている事を語っていた。
《全仏オープン2013 男女対戦表》
《全仏オープン2012 男女対戦表》
《全仏オープン2011 男女対戦表》
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この日行われた試合結果は以下の通り。
○N・ジョコビッチ(1) vs. ●T・ハース(12), 6-3, 7-6 (7-5), 7-5
○R・ナダル(3) vs. ●S・ワウリンカ(9), 6-2, 6-3, 6-1
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