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女子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン女子(スペイン/マドリッド、レッドクレー)は8日、シングルス3回戦が行われ、第6シードのA・ケルバー(ドイツ)が元世界ランク2位のS・クズネツォワ(ロシア)を3-6, 6-4, 7-5の逆転で下し、ベスト8進出を決めた。
試合後、世界ランク6位のケルバーは「第1セットは地に足が着いていなかった。自分がどこか他にいるかのようだった。彼女(クズネツォワ)は、とても良いプレーをしていたから、厳しい試合だった。」と、コメント。
また「第2セット以降は、しっかり戦うように努力したの。最後は1ポイント1ポイントをしっかり考えてプレーを続けたわ。終盤では、2ポイントか3ポイントだけ、自分の方がちょっと積極的だったと思うし、それが勝敗を分けたと思う。勝敗はどちらに転がってもおかしくなかった。」とケルバーは、試合を振り返った。
加えて「今日は勝つ事が出来て嬉しいけど、次の試合では最初のポイントから集中しなくてはいけない。それが出来るようにしたいと思う。」とケルバーは、次の試合へ向けて気を引き締めていた。
ケルバーは準々決勝で、第16シードのA・イバノビッチ(セルビア)と対戦する。この日イバノビッチは、L・ロブソン(英国)を5-7, 6-2, 7-6 (7-5)の逆転で下しての勝ち上がり。
試合後、イバノビッチは「この試合は本当に厳しい試合だったけど、こうして勝つ事が出来て嬉しい。彼女は前回対戦した時より、数段良いテニスをしていたし、ハードにボールを打ってきて、たくさんウィナーも取られたわ。ちょっとラッキーだったポイントもあったけど、それでも何とか戦い抜けて勝利を飾れて嬉しいわ。」と、試合を振り返った。
準々決勝を聞かれたイバノビッチは「ケルバーとは数週間前のフェドカップで対戦して、接戦を強いられながら勝利したけど、きっと次の試合も厳しいものになるはずよ。今日の試合はかなり遅い時間に終わったから、しっかり休養をとって、次の試合に備えたい。」と、コメントした。
敗れたロブソンだったが、2回戦では第4シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)を下す金星を飾る活躍をみせていた。
ロブソンは「今週のプレーは、前向きに考えたい。先週の大会から自分のテニスのレベルが上がっているのを感じている。今日の試合も悪いプレーではなかったし、来週のローマの大会にも出場するし、良いプレーを期待したい。彼女(イバノビッチ)との試合もレベルの高いものだったし、今後も彼女とはこんな最高の試合をしていきたい。」と、敗戦ながらも手応えを感じていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【2回戦】
●V・アザレンカ(ベラルーシ)(3) vs. ○E・マカロバ(ロシア), 6-1, 2-6, 3-6
○K・カネピ(エストニア) vs. ●C・スアレス・ナバロ(スペイン), 6-3, 6-1
●P・クヴィトバ(チェコ共和国)(8) vs. ○D・ハンチュコバ(スロバキア), 6-2, 2-6, 3-6
○M・キリレンコ(ロシア)(13) vs. ●K・ムラデノヴィック(フランス), 6-7 (5-7), 6-1, 6-4
○V・レプシェンコ(アメリカ) vs. J・ゴルゲス(ドイツ) (途中棄権)
【3回戦】
○A・ケルバー(6) vs. ●S・クズネツォワ, 3-6, 6-4, 7-5
○A・イバノビッチ(16) vs. ●L・ロブソン, 5-7, 6-2, 7-6 (7-5)
今大会の優勝賞金は64万3,000ユーロ。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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