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女子テニスツアーのHPジャパン女子オープン大会7日目、決勝でH・ワトソン(英国)(71位)が、K・チャン(台湾)(134位)を、7-5, 5-7, 7-6 (7-4)で破り、大阪で初優勝を飾ると共に、自身初のWTAツアータイトルを獲得した。
イギリス女子選手によるWTAツアー優勝は、1988年アプトス(アメリカ)大会でのサラ・ゴマー以来の快挙となる。20歳のワトソンは、初タイトルに満面の笑みで喜んだ。
「部屋を移動して、着替えてから、自分自身に問いかけてみたんです。本当に優勝したのかどうかって……。私のキャリア中で、本当に嬉しい瞬間でした。はるばる日本まで来たのは、今回のような優勝した時の満足感を味わうためにやってきたのです。だから、勝つことができて、最高の気分です」
第1セットでは、お互い3回ブレークで迎えた第12ゲームで、ワトソンが4回目のブレークに成功してセットを先取した。
第2セットも互角の展開だったが、ワトソンの5-3第9ゲームで、ワトソンは1本目のマッチポイントを握る。だが、ダブルフォールトで逃すと、チャンが逆転して第2セットを奪いセットオールとした。
ワトソンは、ラリーの中でロブを交ぜて、チャンのリズムを狂わせて得意の強打を封じようとしたものの、我慢強くラリーを続けたチャンが、ファイナルセット第10ゲームで、4回のマッチポイントを握った。
しかし、ことごとくチャンは、フォアのミスでポイントが取れない。結局、お互いワンブレークでタイブレークへ突入したが、ワトソンは、3回目のマッチポイントを決めて、3時間11分の接戦に終止符を打った。
ダブルス決勝では、第1シードのR・コップス=ジョーンズ(アメリカ)/A・スピアズ(アメリカ)組が、第4シードのクルム伊達公子(日本)/ワトソン組を、6-1, 6-4で破り、大阪で初優勝を飾った。
なお、クルム伊達は、今季のWTAツアー参戦は終了したが、今後フランスでのITF2大会、今年から新設された台湾でのWTAチャレンジャーに出場する予定だ。
(文・写真/神 仁司)
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