男子テニスツアーのAEGON国際オープン男子（イギリス/イーストボーン、賞金総額４６万２６７５ユーロ、芝）は１３日に開幕し、シングルス１回戦７試合が行われたが、世界ランク２１位で第２シードのＡ・ドルゴポロフ（ウクライナ）が同６９位のＣ・ベルロク（アルゼンチン）に5-7, 2-6のストレートで敗れる波乱の幕開けとなった。
２２歳のドルゴポロフは昨年の今大会では、自身初のＡＴＰツアーでのベスト４入りを果たしていたが、この日は第１セットを接戦で落とすと第２セットでは更に勢いを奪われ、１度ブレークに成功するも３度のブレークを奪われ７２分で敗退。今年は早くも大会を去る結果となってしまった。
また第７シードのＰ・アンジャー（スペイン）も敗退する波乱に見舞われた。その波乱の立役者はＩ・クニツィン（ロシア）でアンジャーを7-5, 6-1のストレートで退けた。世界ランク４９位のアンジャーも第１セットの接戦を落とすと、同７１位のクニツィンに流れが一気に傾き、７８分で敗れ去った。
ベルロクは元世界ランク１位のＬ・ヒューイット（オーストラリア）とＯ・ロクス（ベルギー）の勝者と、クニツィンはＦ・ジル（ポルトガル）とラッキー・ルーザーのＩ・マルチェンコ（ウクライナ）の勝者とそれぞれ２回戦で対戦する。マルチェンコは先週行われたゲリー・ウェバー・オープンで優勝を飾ったＰ・コールシュライバー（ドイツ）の欠場から繰り上げで本戦入りとなった。
その他の試合結果は以下の通り。
Ｒ・シュティエパネック（チェコ共和国） ○-× Ｃ・フレミング（英国）, 6-3, 6-4
Ｇ・ディミトロフ（ブルガリア） ○-× Ｄ・エヴァンス（英国）, 2-6, 7-6 (7-5), 6-4
Ｊ・ベネトー（フランス） ○-× Ｒ・スウィーティング（アメリカ）, 6-2, 7-6 (7-4)
Ａ・セッピ（イタリア） ○-× Ｔ・カンケ（ドイツ）, 3-6, 6-1, 6-4
Ｍ・ククシュキン（カザフスタン） ○-× ルー・イェンスン（台湾）, 6-3, 6-3
また今大会には日本期待の錦織圭（日本）がエントリーしており、火曜日に行われる１回戦で予選を勝ち上がったＥ・キリロフと対戦する。
今大会の優勝賞金は７万１０００ユーロ。
（2011年6月14日8時10分）
ミス恐れぬ“超攻撃的テニス”で16強へ 
