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今年最初のマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額364万5000ドル、ハード)は土曜日、シングルス2回戦を行い、世界ランク5位で第5シードのA・マレー(英国)が敗退した。
立役者は予選を勝ち上がって本戦入りしたD・ヤング(アメリカ)。ヤングは1カ月ぶりに大会に出場していたマレーを7-6 (7-4), 6-3で下し、大金星を挙げた。
マレーは年初の全豪オープンで準優勝したものの、その後はオランダの大会でM・バグダティス(キプロス)に4-6, 1-6で惨敗するなど、ぱっとしない。
この2回戦でも両セットの序盤で早々にサービスをブレークされ、リズムを失った。ブレークされた回数は4ゲームにも及んだ。
試合後、マレーは「試合開始当初は調子がよかったのですが、第1セットの終盤ではいいプレーができなくなっていました。一方で彼(ヤング)は次第にいいプレーができるようになっていました。万策尽きた感じでした。」と肩を落とした。
ヤングは「安定したプレーができました。少し緊張してしまいましたが。ネットの半分にも届かないダブルフォルトが何本かありました。過去にもこのようなことがあり、勝利を逃したことがありました。今回は自分に頑張るように言い聞かせ、緊張に負けないように努力しました。最後は彼(マレー)がネットにボールをかけてくれました。」と打ち明けた。
一方、世界王者で第1シードのR・ナダル(スペイン)は予選勝者のR・デフェスト(南アフリカ)を6-0, 6-2で一蹴し、順当に3回戦進出を決めた。
また、2009年の全米覇者J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は第14シードのI・リュビチッチ(クロアチア)を5-7, 6-4, 6-2で退け、手首の手術から順調に回復しつつあることをアピールした。
デル=ポトロは世界4位にまで上り詰めたが、怪我のため、一時は484位までランキングを落としていた。しかしここ3週間のプレーにより、ランキングを90位にまで戻してきている。15勝4敗という今季の戦績が好調ぶりをよく表している。
マレー、リュビチッチ以外にもシード勢が何人が敗退している。第6シードのD・フェレール(スペイン)はI・カルロビッチ(クロアチア)に6-7(3-7), 3-6で敗退、第15シードのJW・ツォンガ(フランス)もX・マリス(ベルギー)に6-7 (6-8), 5-7で惜敗した。また第19シードのバグダティスもS・デウバーマン(インド)に5-7, 0-6で敗れている。
その他の試合結果は以下の通り。
F・ベルダスコ(スペイン) (9) ○-× R・ベランキス(リトアニア)(リトアニア), 7-5, 2-0, 途中棄権
N・アルマグロ(スペイン) (11) ○-× M・ラッセル(アメリカ), 6-4, 6-4
A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (20) ○-× V・ハネスク(ルーマニア), 6-4, 6-4
S・クエリー(アメリカ) (21) ○-× J・ティプサレビッチ(セルビア), 6-4, 6-4
A・モンタネス(スペイン) (23) ○-× J・ニエミネン(フィンランド), 7-6 (7-5), 2-6, 7-6 (7-2)
T・ロブレド(スペイン) (25) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 6-3, 3-6, 7-5
G・シモン(フランス) (28) ○-× R・シュトラー(ドイツ), 6-3, 7-6 (7-5)
P・コールシュライバー(ドイツ) (32) ○-× T・スミチェク(アメリカ), 2-6, 6-2, 7-6 (8-6)
今大会の優勝賞金は61万1000ドル。
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