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ガルビスがフェデラー破る波乱◇BNLイタリア国際男子

男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は27日、シングルス2回戦4試合が行われ、ノーシードのE・ガルビス(ラトビア)が第1シードのR・フェデラー(スイス)に2-6, 6-1, 7-5の逆転で勝利する大波乱が起きた。

世界ランク40位のガルビスに敗戦を喫したフェデラーは、5月23日に開幕する全仏オープン前に、エストリルとマドリッドの大会に出場する予定となっている。

「ここから立ち直れることを願っているよ。いつも負けた後にしていることなんだ。時々、次の大会にむけて目覚めて奮起するために敗戦が必要な時もある。いつも勝っている時は、それがどれだけ大変なことか忘れてしまう。それが今日の敗戦にもそれほど心配していない理由だよ。」とフェデラー。

一方、大金星となったガルビスは「英語では言い表せない。とても説明できないよ。」と喜びよりも驚きが大きい模様だった。

この日の試合は、フェデラーにとっておよそ1ヶ月ぶりとなるシングルスの試合であった。フェデラーは3月下旬に行われたソニー・エリクソン・オープン4回戦で敗れた後、1ヶ月ほどの休養していた。

フェデラーはこの日、ガルビスの73%に対し56%の確率でしか第1サーブを決められず、第3セットでは単調なミスが続いた。

「明らかにスピード不足だった。サーブが全く効果的ではなかったね。クレーでは感覚を失うことがあるんだ。4分の3くらいのスピードで打とうとしても駄目だった。だから、とりあえず頑張ってみて取り返せたら良いなと思っていたけど、出来なかったよ。」と、フェデラーは自身の調子について分析した。

マッチポイントでダブルフォルトを犯すなどしたガルビスであったが、7本目でようやく王者から勝利を手にすることができた。「サーブを入れることすら出来なかった。震えていたし、何をすれば良いか分からなかったんだ。怖かったよ。」

まさかの敗戦を喫したフェデラーであるが、今大会はY・アレグロ(スイス)とのペアでダブルスにもエントリーしており、2回戦で第6シードのS・アスペリン(スウェーデン)/P・ハンリー(オーストラリア)組と対戦する予定となっている。「今日のことを忘れる良いチャンスだし、前に進めると思う。」

試合途中で軽く雨が降り出したものの、そのことについてフェデラーは「序盤は良かったし、昨年の全仏オープン決勝のようなコンディションだった。球足が遅くなるのは、早くポイントを決めたい選手にとっては良いことではないよね。」とコメントを残した。

ガルビスとフェデラーは今年1月のドーハ大会でも対戦しており、その時はフェデラーがフルセットで勝利を収めていた。その1ヵ月後のデルレイビーチ選手権で、ガルビスはキャリア初のツアー優勝を飾っている。

21歳のガルビスについてフェデラーは「彼はフォア、バックともに計り知れないパワーを持っているし、強力なサーブもある。彼には素晴らしい未来が待っているだろう。」と最大限の賛辞を送っていた。

昨年9月にコーチを変えていたガルビスは、「テニスにもっと集中して、仕事として捉えるようになったんだ。去年の僕はテニスを仕事ではなく、趣味のようにしていたし、システムを持っていなかった。」と昨年までを振り返った。

さらにガルビスは「以前だと3日間だけ練習して、2日間は友達と遊びに行ってしまうような生活だったんだ。まだテニスに熱中しているわけではないけど、前より良いシステムがある。僕のチームは完璧で、コーチ、フィットネスコーチ、そして父がいる。」と、技術向上の秘密を明らかにした。

この他の2回戦では、第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がJ・シャーデを6-1, 6-1で一蹴しているほか、第4シードのA・マレー(英国)A・セッピ(イタリア)に6-2, 6-4で勝利、またV・ハネスク(ルーマニア)が第16シードのJ・モナコ(アルゼンチン)を7-6 (7-4), 6-4で下し、それぞれ3回戦に進出している。

この日に行われた1回戦の結果は以下の通り。

L・ヒューイット(オーストラリア) ○-× M・ヨージニ(ロシア) (9), 6-4, 4-6, 6-3
D・フェレール(スペイン) (13) ○-× E・コロレフ(ロシア), 6-4, 6-1
S・ボレッリ(イタリア) ○-× S・グロイル(ドイツ), 6-4, 6-1
F・ロペス(スペイン) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 6-4, 6-3
S・ワウリンカ(スイス) ○-× J・メルツァー(オーストリア), 6-1, 6-2
N・アルマグロ(スペイン) ○-× L・クボット(ポーランド), 6-7 (3-7), 6-2, 6-3
V・トロイキ(セルビア) ○-× T・デ=バッカー(オランダ), 3-6, 6-1, 1-0, 途中棄権
T・ベルッチ(ブラジル) ○-× L・メイヤー(アルゼンチン), 6-4, 3-6, 6-1

今大会の優勝賞金は43万4000ユーロ。

(2010年4月28日12時37分)
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