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女子テニスツアーのソニー・エリクソン・オープン女子(アメリカ/マイアミ、賞金総額450万ドル、ハード)は31日にシングルス準々決勝残り2試合を行い、主催者推薦で出場のJ・エナン(ベルギー)と第14シードのK・クレイステルス(ベルギー)の元女王が勝ち上がり、決勝進出をかけて準決勝で対戦することになった。
世界ランク1位にいながら2008年5月に突然コートを去ったエナンは、今シーズンから正式にツアー復帰を果たした。今大会は主催者推薦を得ての出場ながら、この日も最新の世界ランクで2位にまで浮上し好調を続ける第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を6-7 (5-7), 6-3, 6-4の逆転で下し、実力の高さを証明した。
第1セットでエナンは27本のイージーミスを記録するなど、不安定なプレーからウォズニアキに接戦を強いられ、タイブレークで先取されてしまう。しかし第2セットはしっかり立て直し試合はフルセットへ。第2、第3の両セットでのイージーミスは23本に減り、第1サーブでは27本中25本でポイントを獲得するなど、サービスの調子も上がり、2時間45分に及んだ試合を勝利で飾った。
「ミスはあまり気にならなかった。だってエースも取っていたから。試合を通してもっと安定したプレーが必要ね。第1セットで30本近くのミスをしたけど、その後の2セットでは20本くらいだったのは、良いデータね。肉体的には終盤で疲れがなかったとは言えないけど、最後のサービスゲームでは最高のプレーができて、それは本当に嬉しかった。」とエナンは笑顔で試合を語った。
ウォズニアキはエナンに対し、復帰したばかりだが危険な相手だとは承知していた。「彼女(エナン)は18ヶ月コートから離れていたけど、激しい練習をこなしているし、長い間世界ランク1位にいた選手。またトップ選手になるために必要な経験も要素も持っている。」と高く評価していた。
もう1つの準々決勝では、エナンの同胞で結婚と出産から昨年復帰を果たしたクレイステルスが第9シードのS・ストザー(オーストラリア)を6-3, 7-5のストレートで下して4強入りを決めた。
この日、第1セット序盤でいきなりストザーのサーブをブレークしたクレイステルスは、好調なサーブを放ち1度もブレークポイントを握られることなくそのセットを奪った。続く第2セットの第5ゲームでも先にブレークを許したストザーだったが、続く第6ゲームでブレークバックを奪うなど、最新の世界ランクで10位とトップ10入りを果たした勢いを見せた。
しかし終盤で再び集中を高めたクレイステルスは、5-5からの第11ゲームでストザーの一瞬の気の緩みを突き、ラブゲームでブレークを奪った。意気消沈するストザーに対して、しっかり次のサービスゲームをキープして1時間17分でクレイステルスが勝利を手にした。
復帰わずか3大会目で出場した昨年のUSオープンで、いきなり優勝する偉業を成し遂げたクレイステルスは、準決勝でかつてのライバルであるエナンと、決勝の舞台への切符をかけて争う。両者はエナンの復帰第1戦となった今季開幕戦のブリスベン国際の決勝で対戦しており、その時はクレイステルスが6-3, 4-6, 7-6 (8-6)の大接戦の末に勝利し、優勝を飾っている。
これまでの両者の対戦成績は、エナンの12勝11敗。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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