男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は13日、シングルス4回戦が行われ、第8シードの
L・ムセッティ(イタリア)が第10シードの
D・メドベージェフを7-5, 6-4のストレートで破り、初のベスト8進出を果たした。この試合、ムセッティがマッチポイントを迎えた場面で雨のための2時間52分の中断があった。
>>サバレンカら BNLイタリア国際組合せ<<>>シナー、ズべレフら BNLイタリア国際組合せ<<23歳で世界ランク9位のムセッティは同大会3年連続5度目の出場。最高成績はベスト16となっていた。
そのムセッティは先月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で準優勝を飾り、ムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では4強入りを果たすなど安定した成績を残し、好調を維持したまま今大会を迎えると、初戦の2回戦で予選勝者で世界ランク130位の
O・ヴィルタネン(フィンランド)、3回戦で第28シードの
B・ナカシマ(アメリカ)を破り4回戦進出を決めた。
一方、29歳で世界ランク11位のメドベージェフが同大会に出場するのは3年連続5度目。2023年には決勝で
H・ルーネ(デンマーク)をストレートで破り、20度目のツアータイトル獲得を果たすとともに、クレーコート大会で初優勝を飾った。
今大会は初戦の2回戦でラッキールーザーで本戦入りした世界ランク91位の
C・ノリー(イギリス)、3回戦で第24シードの
A・ポピリン(オーストラリア)を6-4, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
4回戦の第1セット、第9ゲームでフォアハンドウィナーを決めブレークを奪ったムセッティだったが、直後のサービスゲームを落としブレークバックを許す。それでも第11ゲーム、ムセッティはスライスやドロップショットを織り交ぜた巧みなプレーでメドベージェフのリズムを崩し再びブレークに成功。2度目のサービング・フォー・ザ・セットをものにし先行する。
勢いに乗るムセッティは第2セット、第1ゲームで鋭いパッシングショットを決めるなどしていきなりブレークに成功。サービスゲームでは1度もブレークポイントを与えずキープを重ね、サービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、ムセッティから5-4の30-30となった場面で雨が降り出す。多くの観客が傘をさし見守る中でムセッティは繊細なドロップショットを決めてマッチポイントを迎えるが、勝利まであと1ポイントとなったところで試合が中断。2時間52分に及ぶ中断の後、試合が再開され、ムセッティがこの試合19本目のウィナーを叩き込んで勝利を収めた。
勝利したムセッティは準々決勝で第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズべレフは4回戦で第13シードの
A・フィス(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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