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男子テニスツアーのSAオープン(南アフリカ/ヨハネスブルグ、賞金総額50万ドル、ハード)は4日、シングルス2回戦残り4試合を行い、第1シードのG・モンフィス(フランス)が同胞のJ・ウィアンナ(フランス)を6-4, 7-5のストレートで下すなど、ベスト8が出揃った。
12本のサービスエースを叩き出したモンフィスは安定したサービスゲームを見せ、プライベートでも親しいウィアンナを終始圧倒し、1時間21分で退け順当にベスト8進出を決めた。
「彼(ウィアンナ)は親友なんだ。だから彼との対戦は本当にやりずらいよ。こうして大会で戦うのは10回目くらいだけど、ATP大会では初めてだった。いつかきっとグランドスラムでも戦いたいね。彼も良いサーブを打っていたし、まさに真剣勝負だったよ。」とモンフィスは、親友との試合の印象を語った。
第2シードのD・フェレール(スペイン)も予選勝者のF・プルピックを6-3, 6-4で退け、危なげなく8強入りを果たした。昨年は準決勝で敗退しているフェレールは、今年はそれ以上の成績を狙っているが、この日の試合には満足していなかった。
「今日のプレーにはストレスが溜まったよ。第2セットのサーブは本当に酷かったんだ。ただ、雨が降る前に試合を終わらせられて良かった。プリップは素晴らしい選手だし、全力を出さなければ勝てない相手だった。」と語ったフェレールは、サーブにいらいらを募らせ試合中にラケットを叩きつけるシーンもあった。
モンフィスは、主催者推薦のR・クラーセンを6-4, 7-5で倒した第7シードのルー・イェンスン(台湾)と、フェレールはT・アルベス(ブラジル)を6-4, 6-1で下したS・デウバーマン(インド)と準決勝進出を懸けて対戦する。
ルー・イェンスンは約2年ぶりとなるATPツアーでの準々決勝進出を決めた。またデウバーマンは試合中、気温の高さから対戦相手のアルベスが体調を崩しメディカルタイムアウトを取るなど、厳しい状況の中での勝利で、これが自身3度目となるツアーベスト8進出を決めた。
デウバーマンは「彼に同情するよ。序盤では何度もウィナーを取られるなど、好調な出だしだったけど、試合が進むにつれて徐々に彼の生気が奪われて行ったんだ。それでも、今日の自分自身のプレーにはとても満足しているよ。」とアルビスを気遣いつつも自らのパフォーマンスには満足した様子だった。
今大会の優勝賞金は7万5700ドル。
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