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男子テニスツアーのマスターズ・シリーズであるWSファイナンシャル・グループ・マスターズ(アメリカ/シンシナティ、賞金総額300万ドル、ハード)は19日、シングルス2回戦が行なわれ、第1シードのR・フェデラー(スイス)、第2シードのR・ナダル(スペイン)、第3シードのA・マレー(英国)、そして第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)らトップ4が順当に勝ちあがった。
今大会3度目の優勝を目指すフェデラーは、J・アカスーソ(アルゼンチン)を6-3, 7-5とストレートで退け、3回戦に駒を進めた。フェデラーはこの試合で、アカスーソに1本しかブレークポイントを与えないなどサーブが好調で、14本のサービスエースを決めている。
球足が速いことで知られる今大会のコートについてフェデラーは「シンシナティのコートに合わせるのは、いつも難しいことだよ。ここでは良い成績も悪い成績も残している。だけどそれは、こういったコートに調整するのが、いかに難しいことかとうい証明だね。僕らは普段、こういったコートでプレーしないんだ。」とその難しさを述べた。
世界ランク4位のジョコビッチは、I・リュビチッチ(クロアチア)を7-6 (7-5), 6-4で下し、3回戦に進出している。ジョコビッチはこの試合でわずか7本しか凡ミスを犯さないなど、堅実なプレーを展開したのに対し、リュビチッチは第1セットのタイブレークで4本のミスを犯し明暗を分けた。
ナダルを抜き世界ランク2位になって初めての大会に臨むマレーは、N・アルマグロ(スペイン)を7-6 (7-3), 6-2で破り、タイトル防衛にむけて一歩前進した。この試合でマレーは、第1セットこそタイブレークまでもつれてしまったものの、第2セットでは2度のブレークに成功し、クレー巧者として知られるアルマグロを1時間25分で退けた。
膝の怪我の治療により、全仏オープン以降2ヶ月を棒に振っていたナダルは、A・セッピ(イタリア)を7-6 (7-4), 7-6 (7-3)で振り切っての3回戦進出を果たしている。この試合でナダルは、10本ものブレークピンチを迎えるなど苦しい展開を強いられたが、その内の9本をしのぐと2度のタイブレークの末に勝利をもぎ取った。
この他の試合の結果は以下の通り。
S・クエリー(アメリカ) ○-× A・ロディック(アメリカ) (5), 7-6 (13-11), 7-6 (7-3)
C・グシオネ(オーストラリア) ○-× JW・ツォンガ(フランス) (7), 7-6 (14-12), 6-2
N・ダビデンコ(ロシア) (8) ○-× I・クニツィン(ロシア), 6-2, 1-6, 6-3
R・シュティエパネック(チェコ共和国) (16) ○-× M・サフィン(ロシア), 4-6, 6-3, 6-1
G・ガルシア=ロペス(スペイン) ○-× M・ヨージニ(ロシア), 7-5, 6-3
J・シャーディ(フランス) ○-× J・アイズナー(アメリカ), 6-7 (1-7), 6-3, 4-1, 途中棄権
J・ベネトー(フランス) ○-× J・メルツァー(オーストリア), 6-2, 3-6, 6-2
P・H・マチュー(フランス) ○-× I・カルロビッチ(クロアチア), 7-6 (11-9), 6-4
T・ベルディフ(チェコ共和国) ○-× P・ペッツシュナー(ドイツ), 7-6 (10-8), 6-7 (7-9), 6-4
L・ヒューイット(オーストラリア) ○-× B・ベッカー(ドイツ), 6-3, 6-3
今大会の優勝賞金は44万3500ドル。
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