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男子テニスツアーのマスターズ1000シリーズであるモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は大会3日目の14日、シングルス2回戦に上位シード勢が登場し、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第4シードのA・マレー(英国)が危なげなく3回戦進出を決めた。
世界ランク4位で第4シードのマレーは、今季すでに3大会で優勝するなど絶好調で、この日も同35位のV・ハネスク(ルーマニア)を6-3, 6-2と1時間26分で下した。第1セットでは2度のブレークを許したマレーだったが、ハネスクから3度のブレークを奪いセットを先取。第2セットは2度のブレークピンチをしのぐと、相手のサービスゲームで2度ブレークに成功、試合に終止符を打った。
マレーは「第1セットの序盤で先にブレークを許してしまった。まだハードコートのような動きだった。試合が進むにつれて、徐々に動きが良くなって行ったんだ。」とクレーにまだ馴染んでいないようだった。
また、これまでクレー大会でベスト8入りさえしたことがないマレーは「時間が必要さ。ここ数年はクレーで良い成績を残せていない。それでも今日は安定したプレーができたし、クレーでのシーズン最初の試合としては満足している。」と試合を振り返った。3回戦では第14シードのM・チリッチ(クロアチア)とF・フォニュイーニ(イタリア)の勝者と対戦し、それに勝つと初の8強入りとなる。
世界ランク3位で第3シードのジョコビッチは、予選勝者のO・エルナンデス(スペイン)を6-1, 6-2と、今季最初のクレーでの試合をわずか79分で一蹴する完璧なプレーを見せた。第1サーブでは81%、第2サーブでも53%の確率でポイントを獲得するなど、サーブが好調だったジョコビッチは、エルナンデスに1度だけブレークを許すも、ストローク戦で優位に立ちジョコビッチが、エルナンデスのサーブを5度ブレークに成功して試合を手中に収めた。
「まだクレーで1試合もシングルスを行っていないのに、ここまで良いプレーができるとは思っていなかった。プレー中はアグレッシブなテニスを心がけると共に、我慢するところではしっかり辛抱もできた。そのコンビネーションがクレーでは必要なんだ。同じようなプレーを続けたい。」と、本人も驚くほどの上出来さだった。次の試合では、ベスト8入りを懸けて、J・リスナール(フランス)とA・モンタネス(スペイン)の勝者と対戦する。
その他の2回戦では、第6シードのG・シモン(フランス)が予選勝者のA・ベック(ドイツ)に5-7, 1-6で、第11シードのT・ロブレド(スペイン)もJ・モナコ(アルゼンチン)に2-6, 4-6で敗れた。シモンとモナコが準々決勝進出を懸けて3回戦で顔を合わせる。
この日はシングルス1回戦残り9試合も行われた。シード勢では、第9シードのG・モンフィス(フランス)がJ・ティプサレビッチ(セルビア)に3-6, 1-6で、第16シードのN・アルマグロ(スペイン)がA・モンタネスに6-7 (6-8), 6-4, 6-7 (5-7)で敗れる波乱があったが、第10シードのD・フェレール(スペイン)はF・ロペス(スペイン)を6-2, 6-3で、第12シードのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)もP・H・マチュー(フランス)を6-4, 3-6, 6-3で下して2回戦進出を決めた。
1回戦で実現した元世界王者同士の対戦、M・サフィン(ロシア)とL・ヒューイット(オーストラリア)の試合は、6-4, 7-5でサフィンに軍配が上がった。ヒューイットは先週アメリカはヒューストンでの大会で、約2年ぶりの優勝を果たすと共に、自身初となるクレー大会での優勝を上げたばかりだった。連戦の疲れとヨーロッパへの移動からか、動きに切れが見られず、初戦で姿を消すこととなった。
その他の1回戦の結果は以下の通り。
M・バッサロ=アルグエッロ(アルゼンチン) ○-× I・アンドレエフ(ロシア), 2-6, 7-6 (7-5), 6-2
I・カルロビッチ(クロアチア) ○-× F・セラ(フランス), 6-4, 6-4
J・リスナール ○-× C・ロクス(ベルギー), 6-2, 6-2
F・フォニュイーニ ○-× T・ベルディフ(チェコ共和国), 1-6, 6-3, 6-3
今大会の優勝賞金は43万4000ユーロ。
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