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今年最初のグランドスラムである全豪オープンに向けて、世界ランク4位のA・マレー(英国)が、初のグランドスラムタイトル獲得に向けて、その意気込みを語った。
昨年の全米オープンで準優勝を果たしていたマレーは、いまだ四大大会での優勝を経験していないにも係わらず、今大会の優勝候補として名前を挙げられている。
今季のマレーは、年始に行なわれたアブ・ダビのエキシビジョン大会で、世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)と同2位のR・フェデラー(スイス)を破り優勝、ドーハで行なわれた今シーズンの開幕戦でもフェデラーを破り優勝している。
優勝候補に挙げられたことについてマレーは、「優勝候補でも、そうでなくても問題はないよ。多分ロジャー(フェデラー)が優勝候補になるのがいいんじゃないかな。大会に臨む気持ちは変わらないよ。グランドスラムの優勝候補になって、良いシードをもらえて、ドローが楽になることは、少しだけ自信をくれる。全米オープンでは沢山のことを学んだ。今大会ではそれが生かせるといいね。」と語った。
1936年のフレッド・ペリー以来となる、英国人のグランドスラム・チャンピオンを目指すマレーは、世界ランク1140位のA・パベル(ルーマニア)と1回戦で対戦する。かつて同ランク13位だったパベルは、昨年の2月に背中の故障のためにツアーから離脱、ランキングを大きく落としており、今大会には保護されていたランキングのために出場権を得た。
順当に勝ち上がれば準決勝でマレーと対戦することになる、今大会第1シードのナダルは、ここ半年間のマレーの進化や優勝候補となったことに驚きを示さなかった。「彼(マレー)は自信に満ちたプレーをしている。今シーズンもドーハで優勝して、良いスタートを決めた。彼は2008年シーズンを良いプレーで終えているし、調子が良ければ彼もここで優勝できると思う。」
C・ロクス(ベルギー)と1回戦を行なう、今大会初優勝を狙うナダルは、一刻も早く調子を取り戻したい旨を語った。「2ヶ月間もプレーをしていなかったから、リズムを取り戻すのにあと何試合か必要だね。だけど、大丈夫だと思う。火曜日にはベストを尽くすし、どの試合でもベストを尽くせば、調子も取り戻せると思う。」
今シーズンは順調なスタートとは行かなかったものの、過去3度の優勝を誇るフェデラーも侮れない存在に違いはない。
順当に行くと、元世界ランク1位のC・モーヤ(スペイン)とM・サフィン(ロシア)と対戦することが濃厚なフェデラーは、先のクーヨンのエキジビジョンで同胞のS・ワウリンカ(スイス)を破り優勝するなど、調子を上げてきており、1回戦では過去3戦3勝のA・セッピ(イタリア)と対戦する。
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