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男子テニスツアーのメルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額89万2000ドル、クレー)は、ウィンブルドン男子シングルス決勝戦で歴史に残る接戦を制して初制覇を果たしたR・ナダル(スペイン)がトップ・シードで出場予定だったが、膝の怪我を理由に、初日の月曜日に欠場を申し入れて、2連覇を諦めることとなった。
ナダルはクレーでは敵無しとして有名だが、2年連続でウィンブルドンの決勝へ進み、今年は前哨戦で初めて芝で優勝を果たすなど、芝での進化を見せていた。今年は、大会6連覇を狙う世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)の一番の対抗馬と目されていて、その通り決勝へ勝ち上がったナダルは、2セットを連取したが、そこからフェデラーの反撃に合い、試合はフルセットへ。ファイナル・セットは両者譲らず、結局4時間48分の死闘の末、初優勝を手中に収めた。それは男子決勝戦としての最長時間の試合となった。
1966年のM・サンタナ以来となるウィンブルドンでのスペイン人チャンピオンになったナダルは、「医者に診てもらったら、数日の休養が必要だと言われたんだ。もっと詳しい検査も受けるつもりさ。」と、欠場の理由を語った。連戦の疲れから膝に痛みが生じたため、今大会は検査も含め欠場を申し入れざるを得なかった。代わりにJ・ヘルニチ(チェコ共和国)がラッキー・ルーザーで出場。
7日の初日に行われたシングルス1回戦では、シード勢で唯一試合を行った第7シードのJ・アカスーソ(アルゼンチン)が、A・モンタネス(スペイン)に3-6, 6-7(5-7)で敗れる波乱の幕開けとなった。アカスーソは、ウィンブルドンを手の怪我を理由に欠場しており、全仏オープン2回戦以来の試合だったが、勝利で飾ることはできなかった。勝ったモンタネスはウィンブルドンでは2回戦でL・ヒューイット(オーストラリア)にストレートで敗れていた。
第2シードはR・ガスケ(フランス)、第3シードにN・アルマグロ(スペイン)、第4シードがP・コールシュライバー(ドイツ)で、上位4シード選手は1回戦が免除されている。ヘルニチも2回戦からの登場となる。以下、第5シードがS・ボレッリ(イタリア)、第6シードがA・カイエリ(アルゼンチン)、第7シードがアカスーソ、第8シードがE・シュワンク(アルゼンチン)と続く。
この日行われた1回戦の結果は以下の通り。
A・ベック(ドイツ) ○-× D・ブランズ(ドイツ), 3-6, 6-3, 6-4
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) ○-× E・コロレフ(ロシア), 6-3, 7-5
O・エルナンデス(スペイン) ○-× S・ベントゥーラ(スペイン), 6-1, 6-4
P・クエバス(ウルグアイ) ○-× S・ヒラルド(コロンビア) 4-6, 6-4, 7-6(13-11)
M・ベレー(ドイツ) ○-× E・プロドン(フランス), 6-3, 6-4
今大会の優勝賞金は18万5300ドル。
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