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クレー・シーズンも終わり、芝への開幕戦であるゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ、ハーレ、賞金総額120万ドル、芝)が月曜日に開幕した。初日には昨年の覇者で第3シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が1回戦に臨み、T・ヨハンソン(スウェーデン)を6-3, 7-5のストレートで下し、2連覇へ好調なスタートを切った。
現在ランキング12位のベルディフは、全仏オープンではまさかの2回戦敗退を喫し、先週は地元開催のチャレンジャー大会に出場し、ベスト8進出を果たしていた。2回戦では同胞のR・ソデルリング(スウェーデン)と対戦する。ソデルリングは、主催者推薦のP・ペッツシュナー(ドイツ)を6-4, 4-6, 6-4で下しての勝ち上がり。
地元ドイツから11人がエントリーしている今大会。この日はランキング97位のM・ズベレフ(ドイツ)が第7シードのJ・ニエミネン(フィンランド)を2-6, 6-4, 6-2の逆転で下す金星を上げた。ズベレフは実に5大会ぶりの初戦突破で、4月のバレンシア大会以来のATPレベルでの勝利を上げた。シード選手からの勝ち星は、2月のロッテルダム以来となり、地元の期待に応えた。2回戦では同胞のA・ベック(ドイツ)と対戦する。
主催者推薦で出場のベックも、M・ジケル(フランス)から6-7 (4-7), 7-6 (7-4), 6-3と、相手のマッチポイントを1本しのいでの逆転勝利を上げ、地元ファンを沸かせた。P・コールシュライバー(ドイツ)もJ・ベネトー(フランス)を6-4, 6-1で、主催者推薦同士の対戦となったB・ベッカー(ドイツ)とD・グレメルマイヤー(ドイツ)の一戦は、ベッカーが6-4, 6-2で2回戦進出を決めた。
今大会のトップ・シードは、2003年から大会4連覇を達成したR・フェデラー(スイス)で、先に行われた全仏オープンでは、3年連続で決勝戦でR・ナダル(スペイン)と対戦したが、わずか5ゲームしか奪えない完敗だった。しかし芝では、ウィンブルドンの5連覇を含め、これまで55連勝中と他を圧倒している。1回戦はM・ベレー(ドイツ)と顔を合わせる。
以下、第2シードはJ・ブレーク(アメリカ)、第3シードがベルディフ、第4シードにM・ヨージニ(ロシア)、第5シードがM・バグダティス(キプロス)、第6シードがR・シュティエパネック(チェコ共和国)、第7シードがニエミネン、第8シードにI・リュビチッチ(クロアチア)と続く。
今大会の優勝賞金は18万2千ドル。
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