HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
ATPマスターズ・シリーズのハンブルグ・マスターズ(ドイツ、賞金総額227万ユーロ、クレー)は16日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの王者R・フェデラー(スイス)がF・ベルダスコ(スペイン)を6-3, 6-3のスコアで危なげなく下し、大会5度目の優勝に向けてベスト4に進出した。
今季これまで出場した7大会で1度しか優勝のないフェデラーだが、ハンブルグではこの勝利で20連勝を記録している。また過去6年間で4度の優勝を果たし、昨年はR・ナダル(スペイン)のクレーコート連勝記録を81で止めるなど、今大会との相性は良い。
そのフェデラーと準決勝で対戦するのは、この日唯一のノーシード対決を制したA・セッピ(イタリア)に決まった。セッピはN・キーファー(ドイツ)との3時間14分に及ぶマラソン・マッチを6-3, 5-7, 7-5で制しての勝ち上がり。敗れたキーファーも地元勢としての意地を見せたが、一歩及ばなかった。
ベスト4の残る2人は第2シードのナダルと、第3シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が勝ち進み、準決勝で対戦する。
ナダルは同胞の先輩で元王者のC・モーヤ(スペイン)を6-1, 6-3で、ジョコビッチはA・モンタネス(スペイン)を6-2, 6-3でそれぞれ下しての勝ち上がり。
またこの2人の準決勝は、決勝進出だけでなく世界ランキング2位の座を賭けての試合にもなった。
現在、ナダルとジョコビッチのランキングポイントの差は310ポイントしかなく、仮にジョコビッチが決勝進出となると、ナダルは昨年の準優勝の350ポイントを失い、ジョコビッチは昨年ベスト8の125ポイントから大幅アップとなる。これにより、2人のランキングポイントが逆転する。
ナダルとジョコビッチの通算の対戦成績は6勝3敗でナダルがリード、またクレーコートではナダルが全勝しているが、最近3試合ではジョコビッチが2勝しており、勝敗の行方に注目が集まる。
今大会の優勝賞金は55万5,500ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.