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今季ＡＴＰマスターズ・シリーズ初戦のパシフィック・ライフ・オープン男子（賞金総額３５８万９千ドル、アメリカ、カリフォルニア州インディアンウェルズ）に、ディフェンディング・チャンピオンのＲ・ナダル（スペイン）が２連覇を狙って出場する。本選は１３日（木）から始まる。

第２シードになる予定の２１歳のナダルは、昨年ツアー６勝のうち一番最初の優勝を同大会で獲得し、その後は全仏オープン、モンテカルロ・マスターズ、ローマ・マスターズ、バルセロナ、シュトゥットガルドで優勝した。
今季は開幕戦のチェンナイで準優勝、全豪オープンでベスト４、先日のドバイでベスト８と、まだ優勝こそ手に出来ていないが、ランキングで世界１位のＲ・フェデラー（スイス）に３５０ポイント差と肉薄している。

現在２１５週連続で世界１位の座を維持しているフェデラーは、第１シードになる予定で、２年ぶり４度目の優勝を目指す。フェデラーは２００４年から３連覇を達成していたが、昨年は２回戦でＧ・カニャス（アルゼンチン）に敗れ、まさかの初戦敗退に終わった。
今年のフェデラーは、全豪オープン準決勝でＮ・ジョコビッチ（セルビア）に敗れ、その後もドバイの１回戦でＡ・マレー（英国）に屈したが、１月から単核症を患っていたことが発覚。現在はすっかり回復したということで、ここからの巻き返しに期待したい。

第３シードには世界ランク３位のジョコビッチが入る予定で、全豪に続く今季２勝目を狙う。