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（ドイツ、シュトゥットガルト）

メルセデス・カップ（賞金総額８８万７千ドル、クレー）は大会２日目の火曜日に１回戦を行い、トップシードのＲ・ナダル（スペイン）とディフェンディング・チャンピオンで第４シードのＤ・フェレール（スペイン）がいずれも順当に２回戦進出を決めた。

ナダルはこの日、Ｒ・フェデラー（スイス）とのウィンブルドン決勝以来の試合となったが、Ａ・ヴァスケ（ドイツ）を6-1, 6-1と、クレー巧者らしく安定した戦いぶりで危なげなく勝利をものにした。２回戦では、Ｓ・グロイル（ドイツ）を6-1, 6-2で下したＰ・コールシュライバー（ドイツ）と対戦する。
２００５年４月以来、ナダルはクレーでは９０試合中１試合しか負けていなかったが、その連勝が止ったのが今年５月２０日に行われたハンブルグ・マスターズ決勝の対フェデラー戦だった。

先週のスウェーデン・オープンで自身通算４度目の優勝を上げフェレールも、予選勝者のＬ・ラコ（スロバキア）に6-2, 6-2の圧勝で下して初戦を快勝で突破した。２回戦ではＦ・ベルダスコ（スペイン）と対戦する。

また、第３シードのＴ・ベルディフ（チェコ共和国）も6-1, 6-1でＮ・ラペンティ（エクアドル）を一蹴して１回戦を突破した。世界ランキング１０位のベルディフは、自身のサービスゲームではわずか８ポイントしか相手に与えず、ブレークポイントも１度しか握られない完勝だった。

第５シードのＧ・カニャス（アルゼンチン）はＳ・ワウリンカ（スイス）との１回戦に登場したが、右太腿の筋肉を痛め、棄権を強いられる結果となった。試合はワウリンカが6-7(5-7), 6-2, 1-0とリードしたところだった。

その他、第６シードのＪ・Ｃ・フェレーロ（スペイン）もＧ・ガウディオ（アルゼンチン）を6-1, 6-2で、第７シードのＪ・Ｉ・チェラ（アルゼンチン）がＭ・ミルニ（ベラルーシ）を6-3, 6-3で、Ｊ・モナコ（アルゼンチン）がＪ・ヘルニチ（チェコ共和国）も6-2, 6-1で、それぞれ下して２回戦進出に駒を進めた。

今大会の優勝賞金は１８万３千５３８ドル。