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(ベルギー、オステンド)
今週末に行なわれるテニスの女子国別対抗戦フェドカップの準決勝、ベルギー対アメリカ戦に出場予定だったJ・エナン(ベルギー)=アルデンヌが休養のため試合を欠場することが明らかになった。
水曜日、エナン=アルデンヌは自身のホームページで、精神的・肉体的に疲弊しているため、対アメリカ戦で戦うのは無理と発表した。ウィンブルドン決勝ではA・モレスモ(フランス)に敗れ生涯グランドスラムのチャンスを逃したエナン=アルデンヌだが、全仏オープン前哨戦からウィンブルドンまで4大会連続で決勝に進むなど(全仏オープンとイーストボーンでは優勝している)、長期にわたり連戦が続いていた。
関係者やファンに向けた声明文には、「彼女(エナン=アルデンヌ)は、試合に必要な英気を感じられずにいます。彼女が(フェド杯アメリカ戦)準決勝に出場することはありませんが、声援を送るべくチームに合流する予定でいます。今回の決断は非常に難しいものでしたが考えに考え抜いたもの。キム(クレイステルス)、クリステン(フリッペンス)、キャロライン(マエス)らチームメイトと共に戦いたいと切望していましたが、この数週間に渡るツアーでの長期戦の疲れが障害となったようです。」とあった。
世界ランキング3位のエナン=アルデンヌを欠くとはいえ、ベルギーは土曜日、日曜日の試合で有利と目されている。ベルギーチームのエースとして単複3試合に出ると見られるK・クレイステルス(ベルギー)は、アメリカ代表の一番手のJ・ジャクソン(アメリカ)と対戦する予定。4月に行なわれた1回戦では、エナン=アルデンヌとクレイステルスのツートップで3勝を稼ぎ、前年度優勝のロシアに3勝2敗で勝ち越した。
ベルギー代表監督のカール・マエスは、「(エナン=アルデンヌの)1回戦での活躍が素晴らしかっただけに、皆残念に思っている。しかし、彼女(エナン=アルデンヌ)が出場しないというなら、その判断を尊重するつもりだ。」と話していた。
ハードコートで行なわれる今回の準決勝に勝利した国は、優勝をかけて9月16日・17日に、スペインとイタリアの勝者と対戦する。
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