車いすテニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス決勝が行われ、第1シードの上地結衣が第2シードのD・デフロート(オランダ)に6-0, 6-0のストレートで完勝し初優勝を飾るとともに、同種目で史上2人目の偉業となる生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピック全制覇)を達成した。試合後の会見で上地は「まだ信じられません」と語った。
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32歳で世界ランク1位の上地が同大会に出場するのは6年連続10度目。2022年と昨年の準優勝が最高成績となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク12位のJ・グリフィン(オランダ)、準々決勝で同13位のJ・ボス(オランダ)、準決勝で第4シードのワン・ズーイン(中国)を下し、決勝に駒を進めた。
これまで20勝49敗と負け越している29歳で世界ランク2位のデフロートとの70回目の対戦となった決勝戦、上地はファーストサービス時に71パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを1度も与えず、リターンゲームでは11本のダブルフォルトを犯した相手から6度のブレークに成功。試合を通じてデフロートに1ゲームも与えず完勝し優勝を決めた。試合後、上地は涙を流した。
2024年にパリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)で金メダルを獲得し、今大会でウィンブルドン初優勝を飾った上地は、デフロートに次ぎ同種目で史上2人目の快挙となる生涯ゴールデンスラムを達成した。
試合後の会見で上地は喜びを語った。
「全ての主要大会で優勝できたことをとても嬉しく思います。でも、私にとってそれ以上に大切なのは、その瞬間を家族やスタッフ、そして私を支えてくれた人たちと分かち合えたことです」
「言葉にするのは少し難しいのですが、決して勝てるとは考えていませんでした。今日に限らず、これまでもずっとそうでした。ただ、全てのポイント、全てのゲームに集中し、持てる力を全て出し切ることだけを考えていました」
「これ(生涯ゴールデンスラム達成)は私の夢の1つでした。ウィンブルドンのシングルス優勝は、今年一番の目標です。まだ信じられません(笑)。何もないわけではありませんが、試合前と試合後で自分の感覚は変わらないんです。実感するにはまだ少し時間が必要な気がします」
なお上地が四大大会で優勝するのは今シーズン初。キャリアでは12度目となった。
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