41歳ワウリンカの哲学「常に勝つため」

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初戦敗退を喫したワウリンカ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は6日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク104位のS・ワウリンカ(スイス)は同65位のS・バエス(アルゼンチン)に5-7, 5-7のストレートで敗れ、初戦敗退となった。試合後には自身のテニスに対する心構えと夢を語りコートを後にした。

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41歳で元世界ランク3位のワウリンカは今シーズンでの現役引退を公表済みで、同大会に出場するのは16度目となる。四大大会では3勝をあげているワウリンカだが、ATPマスターズ1000では2014年にロレックス・モンテカルロ・マスターズであげた1勝のみ。当時はM・チリッチ(クロアチア)M・ラオニッチ(カナダ)D・フェレール(スペイン)を下し決勝に進出すると、最後は同胞R・フェデラー(スイス)を破ってタイトルを獲得した。

キャリアでは現時点で唯一となる「ATPマスターズ1000」のタイトルを持つ大会への出場となったワウリンカは1回戦、第1セットで先にブレークしていたものの、逆転を許し先行されると、第2セットではブレーク合戦のなか計4度者ブレークを許し、1時間47分で力尽きた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトには1回戦終了後にセレモニーを行ったワウリンカのコメントが掲載されている。

「もちろん、素晴らしい思い出だ。あれは僕にとって最初で唯一のマスターズ1000タイトルだしね。それに、僕はクレーコートで育ったんだ。若い頃はずっと、こうしたクレーコートの大会や、数々のクレーのスペシャリストたちとの対戦を夢見ていた。だからモナコは、僕が最も楽しみにしていた大会の1つなんだ」

「あの年、ロジャー(フェデラー)と対戦し、優勝できたことは幸運だった。さらに、僕らはデビスカップでも一緒にプレーしており、本当に親しく、多くの時間を共に過ごしていた。決勝の前には一緒にウォームアップもした。ロジャーとの試合は、僕らの関係故にいつも複雑なものになる。その壁を乗り越えて大会を制覇できたことは、まさに特別なことだった」

「僕は村の農家の出身で、プロテニス選手になることを夢見ていた。そのなかでただ1つ目標があった。それは、毎日常にベストを尽くし、成長し続け、決して壁を作ることなく、自分の限界を絶えず押し広げていくことだ」

「しかし、グランドスラムを制覇したり、世界ランク1位になるといった目標は決して持たず、ただひたすらに自分を高め続けること、それが僕のキャリアを通じて一貫して目指してきたことだ。キャリアのある時期、4年間にわたって勝利を重ね、グランドスラムやマスターズ1000、その他の大会で優勝することで、自分の限界を本当に極限まで押し広げることができた。しかし結局のところ、僕にとって重要なのは、この競技への愛と情熱なんだ。それこそが、毎日一貫して努力し続け、目標を持ち続けることを可能にしてくれたんだよ」

「それが僕というアスリート。常に勝つためにコートに立つ。これが最後だからといって、ただ楽しもうとだけ思ってコートに立つことはできない。最近は決して楽ではないよ。僕らはコート上で起きていること、例えば今日のように満員の観客がいる様子しか見せないけど、その裏には多くの努力がある。特に41歳になると、体調を維持するためには多くの規律、自己管理、そして犠牲が必要だから」

「もちろん、ここ数週間は本当に、本当に大変だけど、最終的にはそれだけの価値がある。僕はこのスポーツに情熱を注いでいる。自分の仕事が大好きだ。今年が最後の年だと分かっているからこそ、ベストを尽くそうとしている。今年、あと何試合か勝てて、勝利の喜びを味わえることを願っている」

勝利したバエスは2回戦で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。今大会は上位シード勢が1回戦免除のため、アルカラスはこの試合が初戦となる。

同日には第10シードのF・コボッリ(イタリア)、第11シードのJ・レヘチカ(チェコ)、第13シードのA・ルブレフ、世界ランク23位のV・バチェロット(モナコ)、同40位のJ・フォンセカ(ブラジル)らが初戦を突破した。


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(2026年4月7日10時19分)
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